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アイドル…？
佐久間大介
今考えれば聞いたことのある名前
キャップにマスク
纏うオーラ
マスクの下には
整った綺麗な顔
私の勝手なフィルター
だと思っていたけどちゃんと違った
たったの数時間
話しただけで
佐久間さんのことをもっと知りたい
もっと一緒にいたい
その気持ちが私の心を支配していた
でも…
好きになっちゃいけない人だったんだ
『私帰りますっ…』
いま引かないと
すぐに離れないと
もう戻れない
これ以上好きになっても
叶うことのない恋に
苦しむだけ
なのに佐久間さんは
そうさせてくれなかった
「どうしたの？」
『私…知らなくて…』
はやく離してほしい
でもそんな理性とは反対に
引き留められたことに
少しの期待を持ってしまう自分が憎い
「アイドルだってこと？」
『…はい』
「アイドルじゃ、だめ？」
『え…？』
「じゃあ俺がAちゃんのこと
好きだって言ったら、困る？」
私のことを好き？誰が、
佐久間さんが？
『どういう意味…』
そう聞こうとして
言い終わらないうちに
佐久間さんの腕に包まれる
見た目や雰囲気からは
想像していなかったしっかりとした腕に
ドキドキして声がでない
「信じらんないかもしれないけど
初めて会ったときから
Aちゃんのこと好きみたい、ずっと考えてた
俺と、付き合わない？」
佐久間さんも私と同じ…？
いいのかな、
私も同じだと伝えても
『…私も、
佐久間さんが好き、』
体全部が心臓になったみたいに
バクバクと脈打つ
もう心臓が出たかもしれない
「…ほんとっ！？」
体をバッと剥がして
顔を合わせる
もともとまん丸だった目は
さらにまん丸に、そしてキラキラと輝いて
マスクをしていてもその表情が
明るいのがわかる
「すげー嬉しいんだけど！！本当に！？」
ついさっきまでの雰囲気とは逆に
今度は 嬉しいっ！まじで！とはしゃいでいて
そのギャップはずるいなんて思ってしまう
本当に私なんかが
佐久間さんの彼女になってもいいのか、
そう口に出そうとして飲み込む
こんなにも強く温かく
誰かに抱きしめられたのは初めてで
そんな言葉は
今は佐久間さんの想いを
踏みにじってしまうような気がして
胸の奥にしまった
『よろしくお願いします、
大ちゃん』
「うぇ！？何それ！！
ずるいんだけど！！！
こちらこそ、よろしくお願いしますっ！」
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shiro(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございますm(__)m読んでくださってありがとうございます！これからも更新頑張りますのでよろしくお願いします☆彡 (2021年4月1日 14時) (
レス) id: 6582ec5665 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - SnowMan大好きです亮平君と翔太君と涼太君寄りのオール担当です最高です更新大変だと思います頑張ってください応援してますコロナウイルスに気をつけてくださいね (2021年3月30日 15時) (レス) id: e19dcb272d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shiro | 作成日時：2021年2月9日 0時
