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目黒とは中学で同じクラスになったことをきっかけに
卒業してもしばらく連絡を取り合って
遊ぶ仲だった
でも彼の仕事が忙しくなってきてからは
自然に連絡をとることがなくなり
疎遠になって気づけば国民的アイドル
イライラした気持ちをぶつけるように
久しぶりに会った目黒に
悪態をついてしまった事を少し後悔する
「え、泣いてる？」
こんな状況になったら
大半の人は面倒ごとに巻き込まれそうになると
うまいこと話を逸らしてその場をやり過ごそうとする
でも今はそうしてほしかった
世界で一番みじめな自分を
よりによって目黒に見られるなんて
最悪だ
「ちょっとこっち来て」
『なっ…』
願いとは裏腹に
半ば強引に手を引かれ
抵抗する間もなくどこかに連れていかれる
『……家？』
着いた先は目黒の家らしきところだった
「そのへん適当に座ってて」
『あ、うん…』
いわれるがままソファに腰を掛ける
「いつぶり？」
飲み物を持った彼が隣に腰掛けると
ほんのりいい匂いがする
『ありがとう。
ん〜いつだろう、もう覚えてないや』
はい、と渡されたカップを受け取り質問に答える
「そんなことよりなんで泣いてたの？」
思い返せば目黒は昔から優しかった
そして今もきっと泣いている私をほっとけずに
話を聞くためにここまで連れてきてくれたんだろう
何から話せばいいか頭の中がぐちゃぐちゃだったが
ゆっくりでいいよ、という目黒の言葉を聞いて
少しずつ整理しながら話しだす
『最近仕事が忙しくて彼氏と会えてなくて』
「うん」
『今日彼の誕生日だったから
お祝いしようと思ってたんだけど振られちゃった、今さっき』
「えっ？」
『ずいぶん前からそんな気はしてたんだけど
さすがに誕生日ドタキャンなんてないよね』
「仕事なんだから仕方ないだろ」
『今日は早く終わるって約束してたの。
そのために前から調整してたし
私も終われると思ってたから。
でも帰り際に後輩のミスがわかって』
「手伝ったんだ」
『うん…
明日までに絶対必要なものだったし
いままでミスなんてしたことない子だったから
大丈夫だと思って最後まで確認しなかったの。
後輩は一人で修正するって言ったけど
確認不足はこっちのミスだから残せなくて』
久しぶりに再会した私の話を
うん、うん、と丁寧に相槌を打ちながら
目を見て真剣に聞いてくれる目黒
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shiro(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございますm(__)m読んでくださってありがとうございます！これからも更新頑張りますのでよろしくお願いします☆彡 (2021年4月1日 14時) (
レス) id: 6582ec5665 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - SnowMan大好きです亮平君と翔太君と涼太君寄りのオール担当です最高です更新大変だと思います頑張ってください応援してますコロナウイルスに気をつけてくださいね (2021年3月30日 15時) (レス) id: e19dcb272d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shiro | 作成日時：2021年2月9日 0時
