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『え』
「だから
許すって言ってんの」
言っていることと
子供のように大きく膨らませたほっぺが
合っていなさすぎてすこし混乱する
『…怒ってないの？』
「怒ってる。ふっかと佐久間にもらったものつけるために
開けたなんてやだ。
けどそれ外さないでいてくれたし…似合ってるから」
てっきり今すぐふさげとか言われると思った私は
そんなことを言い出したひーくんに
正直驚いてしまったが
口をとがらせながら嫌だけどいいよ、と
まるで私にではなく
自分に言い聞かせるようにつぶやいているひーくんを
さっきよりももっと愛おしく思った
『ありがとう、でも次からはちゃんと相談するね』
「うん。もう勝手に開けたりしないで」
『約束する』
「約束のちゅーして」
『へ？』
「はやく」
なんだそれ、と思いながらも
まだ不機嫌さの抜けないひーくんに
チュっと触れるだけのキスをした
「…もっと」
顔を離すといつもの可愛い笑顔のひーくんに戻っていて
そう言うと私の腕を引き、また唇と唇が触れる
「Aは俺のだから」
さっきも聞いたその言葉は
さっきよりもうんと甘く深く私の耳に届いた
-----
１ヶ月たってホールが完成し
もらったピアスをつける
『やっぱかわいい！』
ねぇみてみて、とスマホをいじるひーくんの袖を引っ張る
「みない」
頑なにスマホから目を離さないひーくんを
無理やり引っ張ってスマホを取り上げる
『みてってば！あ、ねぇ写真撮って！』
「撮ってどうすんの」
『さっくんたちに送ってよ！ありがとうって！』
「むり」
『おねがい！』
「やだ！そんなかわいいAほかの男に見せたくない」
『じゃあこれつけて会いにいくよ？二人に』
「まじでやだ。
わかった撮るからこっち向いて」
会いに行く、と言うと
諦めたようにそう言いスマホのカメラを起動する
『やった！はい！…んっ』
パシャ
『ちょっと！！！！なんで！？』
喜んだのもつかの間
カメラに向かって姿勢を整えようとしたとき
ひーくんのキスとシャッター音が同時に降ってきた
「これ送る」
『やめてよ！！』
「送ってって言ったのAだろ。ピアスも写ってるし」
ひーくんのスマホを覗くと
ほとんどひーくんの後頭部しか写っていない写真が
既に二人に送信されていた
『ひーくんのばか！！』
次の日二人にさんざんいじられたひーくんでした。
ピアス Hikaru. I
Fin.
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shiro(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございますm(__)m読んでくださってありがとうございます！これからも更新頑張りますのでよろしくお願いします☆彡 (2021年4月1日 14時) (
レス) id: 6582ec5665 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - SnowMan大好きです亮平君と翔太君と涼太君寄りのオール担当です最高です更新大変だと思います頑張ってください応援してますコロナウイルスに気をつけてくださいね (2021年3月30日 15時) (レス) id: e19dcb272d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shiro | 作成日時：2021年2月9日 0時
