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たわいのない会話をしていると
ひーくんが私の耳を触り首をかしげる
ピアスのことなんてすっかり忘れていた私は
その言葉にドキっとする
『あ、、うん、ずっと開けたいと思っててね』
開けたいと思っていたのは本当のことだけど
昨日もらったピアスをつけたくて、なんて
とても言えるタイミングじゃない
「そうなんだ」
といいつつもひーくんの顔には
ハッキリと納得できてないと書かれている
けどいまその話をするわけにはいかない
『うんうん、そうなの』
必死にごり押しするも
表情はだんだん険しくなっていく
「ふーん
あ、そういえばふっかたちがプレゼントあげたって言ってたけど
なにもらったの？」
『え』
こんなタイミングでその話を出してくるなんて
絶対知ってるでしょ…
そう思いながらもこれ以上変に隠したりするのも
墓穴を掘るだけだと思い
潔くもらったピアスを箱のまま持ってくる
「これ何だったの？」
ひーくんが私の手の中にある箱を指さす
『…ピアス』
「で、Aは今日何してた？」
『ピアスを開けにいってました…』
「これのため？」
そういいながら私の右耳に開けたばかりのピアスを
ころころと転がす
『…です。』
さっきまで和やかに終わりそうだった話が
また始まりそうで冷や汗が止まらない
悪いことをしたつもりじゃなかったのに
ふっかやさっくんにまで妬いてしまうことが分かった今
とてつもない罪悪感に襲われる
しばらく黙り込むひーくんを
見つめることすらできずに
必死に言い訳を考えていると
ひーくんが小さくため息をつき口を開いた
「新しく開けたのコレ外さないため？」
『え？あ、うん…そう…
もらったものつけたかったけど
ひーくんがくれたのは外したくなかったから…
それにひーくんも耳たぶ２個開いてるでしょ？
一緒だなと思って』
巡らせた言い訳をひとつも使うことのなかった
私の言葉を聞き終えると何かを我慢するように
大きく息を吸って
「…ゆるす」
と小さく呟いた
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shiro(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございますm(__)m読んでくださってありがとうございます！これからも更新頑張りますのでよろしくお願いします☆彡 (2021年4月1日 14時) (
レス) id: 6582ec5665 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - SnowMan大好きです亮平君と翔太君と涼太君寄りのオール担当です最高です更新大変だと思います頑張ってください応援してますコロナウイルスに気をつけてくださいね (2021年3月30日 15時) (レス) id: e19dcb272d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shiro | 作成日時：2021年2月9日 0時
