my love to you

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「ななこさん、急なんですけど、育児のアドバイスとかありませんか？」
「ええっ、今日そういう感じー？」
「だって、もう彩さんのとこの子達は大きいし、同い年の子がひぃちゃんくらいしかいないんですもん」
「えー、んー……」

そうは言っても私は隆斗を経ての絋菜だからなぁ……でも隆斗の時は必死だったな。パパが仕事で忙しくって中々帰ってこれなくていっぱいになっちゃった時もあった。

「焦らないことじゃないかな」
「焦らない？」
「うん。あーちゃんも産まれたて数ヵ月、咲ちゃんもママになって数ヵ月。これから一緒に成長していくんだからさ、「なんで」とか「どうして」とか思わなくて良いんだよ」
「ななこさん……」
「大丈夫、咲ちゃんはちゃんとママだよ」

そう言うと咲ちゃんはぽろっと涙を溢した。ああ、泣かせるつもり無かったんだけどなぁ。
咲ちゃんの気持ちは十分分かる。
愛しくて仕方がないはずなのに必死にあやしても泣き止まなかったり、予想外のことをやられたり。なんでこんなに頑張ってるのに、とかどうしてママの思うようにしてくれないの？って思ってしまった時もあった。
そんな時に助けてくれたのは、やっぱり隆二だった。
デビューしたばっかで忙しかった中、久しぶりに早く帰ってきてゆっくり寝れるっていう日に、隆斗の夜泣きが中々収まらなくて、隆二が寝れないとだめだと思って隆斗抱っこしてトイレに籠った。
そしたらすぐに隆二が来て「ななこと隆斗がいないと俺眠れないよ」って「ごめんね。ななこにばっか任せちゃって、ななこもママになったばっかりなのに、二人で一緒に頑張ろうって約束したのに」「もうちょっとしたら落ち着くから、そしたらゆっくり二人でパパとママになろう」って言ってくれた。
今となってはいい思いで。

「先輩ママとしていくらでも相談乗るし、たまには旦那の愚痴も言わなきゃ、ね？」
「っ、ふふっ、はい！」
「よし良い笑顔！やっぱ咲ちゃんはそうでなくっちゃね！」

((やっぱりななこさん凄いなぁ。流石デビューから支えてるだけある))
((今度は彩さんも来れると良いなぁ))

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