≫ ページ4
「ほら、食べ終わったら歯磨いて着替える！」
「「はーいっ」」
サバサバしてて男勝り、優しくていつも俺達のことを考えてくれるあったかい太陽。そんなななこが、弱音を吐いたのはあとにも先にもあの時だけだと思う。
2010年の1月にVBA2の開催が発表されて、2月から1次審査が始まって、通過して2次が終わった頃に妊娠が分かった。
すっっんげぇ嬉しかったし、ならもっと頑張らないとって思ったと同時に、ななことそこにいる子供をちゃんと守っていけるのか不安にもなった。
それから2次通過して、三代目を誕生させることが発表されて、ボーカルがファイナリストから出されることになって、兎に角色々なことが進んでいく中でななこは「隆二の負担になりたくない」と泣いた。
妊娠して思うように出来なくてしんどいことも多いのに、そんな時にまで俺のこと考えてるの見て、絶対に何がなんでも守るって決めた。絶対に合格することも誓った。
それから、ファイナリストになって合宿審査とレコーディング審査をやって、9月15日に赤坂BLITZで最終ライブ審査をした。そして、嬉しいことに念願叶って合格した。
合格して三代目のボーカルとしてデビューするってなったので、ななこは「これから私が想像する以上に隆二には大変なことが色々待ってると思う。だから、頑張って支えるよ。妻としても母としても、隆二の隣にいて胸張れるような自分になる」って言ってくれた。
「ねぇ、ななこ」
「ん？早く支度しなよ？」
「愛してる」
「っ、ははっ！私も愛してるよ隆二」
「っしゃー！今日も頑張るぞー！」
「きゃっ、ちょっと！もー！苦しいって〜！」
「チャージ中〜！」
「はぁー？じゃあ、私もチャージしてやる！」
「ぐえっ……！ちょっ、っあはははっ！」
思い返してたら急に言いたくなって愛してるって伝えて思いっきり抱き締めた。苦しいって言うけど緩める気はあんまりなくて、そうしてたら仕返しとばかりに抱き締め返してくれた。お互いお互いでチャージ中！
「あー！りゅうもぎゅーするー！」
「隆斗！来い！」
中途半端に服を着た隆斗がリビングに戻ってきた。呼べばぴょんっと抱き付いてきて、隆斗を左腕で抱えて、右腕でななこを抱き締める。
(今日も俺は幸せだなぁ〜！)
(りゅうもしあわせっ！)
(ふふっ、私もだよ)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 393人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「EXILETRIBE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
shiro(プロフ) - senaさん» senaさんコメントありがとうございます！好きと言ってもらえてとても嬉しいです:->これからも更新頑張ります！ (2018年11月1日 1時) (
レス) id: 8d46f4c2ff (このIDを非表示/違反報告)
sena(プロフ) - ここ小説が好きです!これからも更新を楽しみにしてます！ (2018年11月1日 0時) (レス) id: f1e1b6af5a (このIDを非表示/違反報告)
shiro(プロフ) - atokさん» atokさんコメントありがとうございます！ほのぼの目指してこれからも更新していきたいと思います^ ^ (2018年6月7日 1時) (レス) id: 13138cc3d9 (このIDを非表示/違反報告)
atok(プロフ) - 隆二クン大好きで読ませて頂いてます。メンバー家族ほのぼの感がとても好きです。 (2018年6月7日 0時) (レス) id: b336124363 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：shiro | 作成日時：2018年5月29日 0時
