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それに負けず同じように頬を膨らませるパパと隆斗。あーあ、隆斗なんか口の回りがひどいことに……
「隆斗〜、めっちゃ汚れてるぞ」
「ん〜〜」
そんな隆斗の口を臣ちゃんが拭いてくれた。本当、いいお兄ちゃんみたいで見てて和むわ……
「！おみちゃん！りゅうじぶんでできる！」
「えー？」
「べたべたにしとって、よう言うわ〜」
「できるもん！だって、りゅうおにいちゃんだもん！」
「ははっ！隆斗もお兄ちゃんかー。そっか…………」
「「お兄ちゃん！？」」
隆斗の発言に皆の視線が私のお腹に集まる。私もお腹を凝視する。すると隆斗がこっちにやって来てお腹をよしよしと撫でた。
「え、ちょっと待って……え……」
「ななこちゃん自覚症状なし？……隆斗マジで？」
「りゅう、おにいちゃん！」
直人さんが隆斗に聞くと、隆斗はにっこにこ笑っておにいちゃんだと返した。
うそー……確かに、まぁ、それなりに、ねぇ、ですけども。まさか……妊娠してるなんて。
「隆二さん、心当たりは？」
「えっ！？……えー……有りすぎて分かんない……」
「健ちゃん、健ちゃん」
「何やねん臣ちゃん」
「ちょっとドラッグストア行ってきて？」
「何でやねん！」
「早くしないと閉まっちゃいますよ！」
「先輩やぞ岩田！行くけど！」
隆二同様心当たりを考えみたけども、そんな時の意識なんてはっきりしてないから隆二頼み。隆二も考えてしてくれるから任せていたし……
考えていたら臣ちゃんが健ちゃんをパシってドラッグストアに行かせた。10分くらいで閉まっちゃうけど、歩いて5分の近くにあるから間に合う。健ちゃんごめんね。デザート多目にするから。
「隆斗すごいね。miracleboyだ」
「いや、まだ決まった訳じゃ……」
「でも、隆斗が言うとなんか本当の気がしてきた」
「確かに……えー、男の子かな？女の子かな？」
確定かどうかも分からないのに、岩ちゃんが隆斗と同じようにお腹を撫でる。まだまだぺったんこですよお兄さん。
「とりあえずななことうちの家族に報告して、HIROさんにも言わなきゃ！公表するのは安定期入ってからで、あ、手続きも色々やんなきゃ。隆斗が使ってたベビーベッドとか出して綺麗にするでしょ。で」
「隆二ストップ」
「ぶふっ」
「気が早いよ」
「早くない！」
「買ってきたでー！！！」
気の早いパパを止めていたら健ちゃんが帰ってきた。キャップにマスクした男が検査薬買うってすごく怪しかっただろうな……ありがとう健ちゃん。
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shiro(プロフ) - senaさん» senaさんコメントありがとうございます！好きと言ってもらえてとても嬉しいです:->これからも更新頑張ります！ (2018年11月1日 1時) (
レス) id: 8d46f4c2ff (このIDを非表示/違反報告)
sena(プロフ) - ここ小説が好きです!これからも更新を楽しみにしてます！ (2018年11月1日 0時) (レス) id: f1e1b6af5a (このIDを非表示/違反報告)
shiro(プロフ) - atokさん» atokさんコメントありがとうございます！ほのぼの目指してこれからも更新していきたいと思います^ ^ (2018年6月7日 1時) (レス) id: 13138cc3d9 (このIDを非表示/違反報告)
atok(プロフ) - 隆二クン大好きで読ませて頂いてます。メンバー家族ほのぼの感がとても好きです。 (2018年6月7日 0時) (レス) id: b336124363 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shiro | 作成日時：2018年5月29日 0時
