my love to you

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「はい、直己」
「はい。えー、これは俺と直人さんで思い付いたことで、直人さんが言った通り、無事に8周年を迎えることが出来るのはやっぱり周りの人達がいたからで、その中でも、今年は特に絋菜も生まれて大変だったのに、いつもと変わらず、むしろいつも以上に俺たちを気にかけて、見守ってくれていた三代目のママに感謝を伝えたいと思いました！」

家族という温もりをいつも感じさせてくれる場所が、彼女のところだった。
毎日、家事や育児をし、隆二や時には三代目メンバーのサポートをし、それでも笑顔を絶やすことなく優しく見守り、時には厳しく叱咤し、背中を押してくれた。
特に今年は絋菜が生まれ、目の離せない存在が出来たのに、そんな大変な中でも、家に行けば当たり前のように出迎えくれた。
まるで第二の我が家の様で、安らぎ、自然体でいられる場所。道に迷ってどうすればいいか分からなくなった時、帰る場所があるなら、そこに帰ってくる。
そうすると他のメンバーもいて、また勇気を持って歩き出せる。

「隆二も協力してくれて、10日は集まれないって言っといてサプライズで行っちゃおうかと思ってるんだけど、どうかな？」
「そんなん……最高じゃないですか！てか、あと10日しかないってやばいっすよ！プレゼントも買いにいかなきゃ！」
「隆二、今ななこが一番欲しいものなに？」
「ママにサプライズ！やっばいね！」
「三代目母の日やな！一肌脱いだるわー！」
「ははっ、皆すげーやる気じゃん！」

その彼女へのサプライズに一同のテンションが上がらない訳がない。いつも笑顔にさせて貰っている分をここで返すのだ。

「よーし、サプライズ成功させるぞー！」
「「おー！」」



(とりあえず隆二はななこちゃんにバレないように！)
(うわー不安、頑張ります)
(ななこちゃん鋭いからなぁ、心配やわ)

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