君と出会えたから。

16話 ページ27

朝起きたら
隣でキヨが寝ていてびびった

だって顔がすごく近いから
ドキッとした


昨日の今日で、なんだか恥ずかしい

あんなに泣いて
迷惑だったろうなぁ

それに…私
キヨに好きって言われて、まだ返事してない


私は、キヨのこと、好きなのかな？
まだわからないけど、これからわかっていくのかな？


キ「…んー、」


A「あ、おはよ」

キ「おー。はよールル」

A(ルル………)

キ「ん？どした？」

名前で呼んで欲しい

A「…Aって、呼んで…」

うわー、なにこれ恥ずかしいいいいい！
今私絶対顔真っ赤！

キ「………」

ほらキヨが無言だよ！
どうすんの？！

キ「……A」


………ーっ！
これは、やばい

嬉しい


キ「……へへっ！A！A！ww」


A「ちょww呼び過ぎw」


キ「いい名前じゃん！」

A「あ、ありがとう！キヨは本名なの？」

キ「あー！清川祐だからキヨ！そっちのが呼びやすいべ？」

A「うん、そうだね！」


それから私達は
ご飯を食べて、ゲームして

私は明日大学があるから帰らなくちゃ行けなくなった


A「駅までわざわざ送ってくれて、ありがとう」

キ「おう！また家こいよ。それか俺が行くかな！」

A「ふふwwwうん。じゃあね、着いたら連絡する」

キ「ん。じゃあな」


本当はまだ帰りたくなかった
一緒にいたかった

昨日までの私と大違い


これも全部、キヨのおかげ


私はこの自分の気持ちが少し嬉しくて
ニヤニヤしながら電車に乗り込んだ

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