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お説教。 ページ19

「っ!らしょうもんがきいていない…?なぜだ!」


『うん、なんでだろうねぇ。』


「ぐるるる…っ!」


『うん、なんでだろうねぇ。』』


「とらになった…まさかあつし、きさまもいのーりょくしゃ…!」


『うん、なんでだろうねぇ。』』


「ぐぁあああっ!!」


『…いい加減にしなさぁああいっ!!』


「「(ビクッ」」






私の声が部屋に響く。




『二人とも。一度その異能力を解いて。』



「や…」


『解きなさい。』


「「…はい。」」




淡い光を放ち、二人の異能力は解ける。



『よーし、良い子。





…と、云いたいけれども、生憎そうは行きそうにないね。』



「「っひ、」」



私がそう言うと、顔を青くする二人。

はぁ、と私は溜め息をつき、話を始める。




『あのね、二人とも。





確かに二人のことは大好き。愛してる、この上無いほどに。


だけどね?

二人が喧嘩したら、私、二人のこと嫌いになっちゃうかもよ?

家も壊されそうだし、何よりも大切な息子が喧嘩で傷付いたら私は悲しい。






だからさ、仲良しで居てよ。』



「っ、ごめ、っなさ…ひっく、うぅ…」


「きらい、にならないでっ…っく、グスッ、」





ポロポロと涙を溢しながら謝る二人。

まぁ、子供は良く泣くもんね。




そう思いながら頭を撫でる。

『うん、なら仲直りね。』

「ん…ごめん、りゅーのすけ。」

「こっちこそすまなかった、あつし。」



『っよし!良くできました!ご褒美にぎゅーしたげる!』








…家の息子優秀だわ。


なんて思い、二人を抱き締めたのだった。

えほん。→←状況を説明してくれ。



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審神者 - 私も馬になりたい...... (2019年3月28日 1時) (レス) id: a0d58c73ef (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 烏鴉さん» 癒されていって下さいな(笑) (2017年12月29日 21時) (携帯から) (レス) id: 654834ecb1 (このIDを非表示/違反報告)
烏鴉(プロフ) - 癒されますぅー (2017年12月29日 21時) (レス) id: 093afcfb59 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 驟雨(cinnabar)さん» お楽しみに!!!! (2017年12月28日 23時) (携帯から) (レス) id: 654834ecb1 (このIDを非表示/違反報告)
驟雨(cinnabar) - 白さん» 旧双黒...楽しみです!! (2017年12月28日 23時) (レス) id: 138e63448f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2017年12月2日 9時

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