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8.ふと合う視線｡ ページ9
ホームルーム中も､相澤先生の話が耳に入らず､ぼんやりと外を眺めていた｡
『(どうすれば良いんだろ｡)』
チラリ､と､たまに爆豪くんを見てみる｡
尖った薄い金色の髪､綺麗な赤い目｡
ああ､吸い込まれてしまう｡
そうしてじっと彼を見ていると､視線に気が付いたのか､彼はこちらを見た｡
…やらかした｡
バチりと視線が合ってしまったのだ｡
顔に熱が溜まっていく｡
だが､お互い顔を反らそうとしない｡
この状況をどうしろと｡
頼む､爆豪くん｡
早く視線を反らしてくれ｡私は固まって動かないんじゃ｡
そう心の中で必死に伝えると､なんと言うことか｡
彼に伝わったのか分からないが…
ニヤリ､と笑っていた｡
いや､笑うんじゃなくて視線を反らせや､心臓持たないよ｡
続く (更新停止中)
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作者名：白 | 作成日時：2017年10月28日 0時
