白雪さんちの天使 Part2

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康二｢こーちゃん、あれのりたいっ！｣




康二が指さしたのは黄色いくまさんのアトラクション。

あれなら康二も楽しく乗れそうだ。


んでここで必ず発生する問題が…




辰哉｢俺だろ。｣


翔太｢いーや、俺。｣




誰が康二の隣に座るか。

1台に5人乗れるらしいんだけど康二の隣に座れるのは1人。

まぁそうなるよな。




涼太｢ほんと相変わらずだね。｣


蓮｢俺だって康二の隣がいい。｣


ラウール｢僕もっ！｣


亮平｢そうだよねぇ。あの2人大人気ないねぇ。｣


大介｢んもぅ…こういう時は康二に選んでもらうのがいちばん早いって！ねぇ、こぉじ？｣


康二｢なぁに？｣


大介｢こぉじは誰が隣に座って欲しい？｣




そう言われると康二は俺達の顔を一人一人じーっと見つめる。




康二｢んーっとなぁ…ひーくんっ！！｣


｢…え？俺でいいの？｣


康二｢おんっ！こーちゃん、ひーくんがいいっ！｣




なんて嬉しそうに俺の足にギュッとしがみついてくる康二。




大介｢はいっ、という訳で照に決定だからたっちゃんと翔太は諦めてねー。｣


辰哉｢なんで大介が仕切ってんだよ。｣


翔太｢はぁ？なんで照なんだよー！｣





外野がうるさいけどそんなの気にならないくらい嬉しい。




｢ねぇ康二。なんで俺だったの？｣


康二｢くまさん、はちみつすきなんやろぉ？｣


｢うん、そうだね。｣


康二｢あまいのだいすきなのひーくんといっしょ！やろ？｣


｢ははっ、確かにな。｣


康二｢それにひーくんときょー、いっしょにあそんでないもん。｣




少しだけほっぺを膨らませて拗ねてる康二。

よく良く考えれば確かに今日康二と遊んだ時間は短かったような気がする。


寂しい思いさせてたかな。




｢よしっ！じゃあ今はひーくんと一緒に沢山遊ぼうな。｣


康二｢おんっ！｣




それからアトラクションも楽しんで

アトラクション降りたところにあるショップで

黄色いくまさんの人形も買って上機嫌な康二。



テーマパークでまた新しい康二の1面も見ることが出来て来てよかったと心の底から思うよ。

また来ような。




ーENDー

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