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辰哉｢康二っ！！｣
｢大丈夫か？！｣
康二｢あっ！たっちゃん！しょーちゃん！｣
ニッコニコ笑う康二がいた。
かと思えば急にほっぺを膨らまして怒ったような表情をしながらこちらへトテトテやってくる康二。
康二｢こーちゃん、さがしたんやでっ！｣
辰哉｢いやいや、俺達も探したんだぞ？｣
｢勝手に離れたらダメだろ？｣
康二｢むぅ…こーちゃんゆったもん。ひといっぱいいたから…まってや！ってゆったもん…。｣
怒っていた康二の目に段々と涙が溜まっていく。
康二｢やのに……きいてくれへんかったもん…。こーちゃんがんばっておいかけたけど…｣
辰哉｢康二……ごめん。たっちゃんが悪かった。｣
｢ごめんな、ちゃんと聞いてあげられなくて…。｣
これは完全に俺達が悪い。
なのにこの子ときたら……
康二｢こーちゃんもごめんなさい…｣
辰哉｢ん？なんで康二が謝るの？｣
康二｢たっちゃんとしょーちゃんのて、はなしてもうた…｣
ショッピングモールに入ってすぐは康二がはぐれないよう手を繋いでいた。
でも康二の方から
もうおにいさんやもん
と手を離すようお願いされた。
心配だったし最初は迷ったけどその時の康二の目があまりにも真剣だったから信じて離してしまった。
｢康二はなんも悪くないから。な？康二はお兄さんになったんだもんな、頑張りたかったんだもんな。｣
康二｢でも…できへんかったぁ……｣
辰哉｢康二…｣
遂に康二の目から涙が溢れ出る。
手を離してしまった罪悪感と上手くお兄さん出来なかった悔しさが混ざっているようで涙がどんどん出てくる。
いても経っても居られず康二を抱きしめる。
｢出来なかったかもしれないけどよく頑張ったよ、康二。｣
辰哉｢康二ならすぐかっこいいお兄さんになれるよ。｣
康二｢ほんまぁ…？｣
辰哉｢そりゃあ、もちろんよ。たっちゃんは嘘つかないぞ？｣
｢俺、康二にお兄さんになって欲しいけど、まだまだ可愛い康二でいて欲しい。｣
康二｢かわいいこーちゃん？｣
｢うん。康二が一気にお兄さんになったら俺寂しいかも。｣
康二｢んー…｣
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ゆきみかん(プロフ) - RINAさん» リクエストありがとうございます！了解致しました！ (2021年3月25日 6時) (
レス) id: 5009cf890d (このIDを非表示/違反報告)
RINA - リクで康二くんが熱で咳が酷くて苦しくなってしまいあべちゃんが看病する話をお願い出来ますか？ (2021年3月23日 0時) (レス) id: 883f84c559 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみかん(プロフ) - なのさん» そう言って貰えるととても嬉しいです！またリクエストありましたら遠慮なく仰って下さいね！ (2021年3月16日 13時) (レス) id: 5009cf890d (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - リクエストに早速お答え頂き、ありがとうございます！！可愛いすぎて、悶絶しました(/ω＼)素敵なお話ありがとうございました！ (2021年3月16日 1時) (レス) id: 0a69030814 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみかん(プロフ) - なのさん» リクエストありがとうございます！リクエスト、いつでもお待ちしてますよ^^ (2021年3月14日 7時) (レス) id: 5009cf890d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきみかん
| 作成日時：2021年2月22日 11時
