__ ページ15
康二｢りょーちゃん、このはこつかってもええ？｣
｢うん。｣
クッキーが焼き上がると家にあったラッピングセットを持ってきた康二。
そこまでやるとは…なかなか凝ってるね。
康二｢りょーちゃん、あとはぼくがやるからね。｣
｢え？…ってちょっと…｣
そう言って康二は俺を一生懸命押す。
え、キッチンから追い出されたけど…どうしたらいいのかな。
でも康二が自分でやるって言うからその気持ちは大切にしてあげないとね。
｢できたぁ！！｣
しばらくするとキッチンから嬉しそうな康二の声が聞こえた。
どうやらラッピングまで終えたようだ。
かと思えばキッチンから出てきてラッピングしたものを大事そうに抱えて俺に向かってそーっと歩いてくる康二。
ふふ、落として割らないように慎重になってるみたい。
｢康二、上手にラッピングできたね。｣
康二｢うんっ！これな、りょーちゃんにあげる！｣
｢え？俺に？だってせっかくここまで作ったのに…｣
康二は作ったものを俺に差し出した。
いつものニコニコな笑顔で。
康二｢いつもおいしいごはんつくってくれてありがとぉ！｣
｢康二……｣
康二｢りょーちゃんにてつだってもらっちゃったけど…｣
｢ふふ、うれしいよ。ありがとね、康二。｣
俺に手伝ってもらったことを少し気にしてるようだったけど
康二の頭に手をそっと置いてお礼を伝えると少し照れ臭そうに笑った。
｢後でゆっくり食べるね。残ったクッキーどうする？｣
康二｢たっちゃんたちにもあげる！｣
クッキーは晩ご飯の後にみんなで少しずつ食べることに。
ちなみにラッピングしてあったのは俺だけだったから
他の人達にはすごい目で見られたけど…。
康二からのサプライズで
より一層、学校の勉強も家での料理も頑張ろうと思えたよ。
ーENDー
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1890人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆきみかん(プロフ) - RINAさん» リクエストありがとうございます！了解致しました！ (2021年3月25日 6時) (
レス) id: 5009cf890d (このIDを非表示/違反報告)
RINA - リクで康二くんが熱で咳が酷くて苦しくなってしまいあべちゃんが看病する話をお願い出来ますか？ (2021年3月23日 0時) (レス) id: 883f84c559 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみかん(プロフ) - なのさん» そう言って貰えるととても嬉しいです！またリクエストありましたら遠慮なく仰って下さいね！ (2021年3月16日 13時) (レス) id: 5009cf890d (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - リクエストに早速お答え頂き、ありがとうございます！！可愛いすぎて、悶絶しました(/ω＼)素敵なお話ありがとうございました！ (2021年3月16日 1時) (レス) id: 0a69030814 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみかん(プロフ) - なのさん» リクエストありがとうございます！リクエスト、いつでもお待ちしてますよ^^ (2021年3月14日 7時) (レス) id: 5009cf890d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆきみかん
| 作成日時：2021年2月22日 11時
