赤髪の白雪姫～光が見えはじめた少女～【オビ】３ (ページ10)

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夜会に向けて支度へ２ページ10

オ「自分で選んだのかい？」

あ「う、うん…変じゃないかな」

オ「全然！あれ靴は？」

あ「あ…履くと夜会に行かなきゃって思うようになるしそれに…」

オ「それに？」

あ「なんだか、懐かしく感じて…」

オ「懐かしく？」

オビが話を聞こうとすると隣から白雪の声がした

白「オビ、A」

オ「お嬢さん！」

白「Aすごく似合ってる！！」

あ「え、ほ、本当に？」
白雪が近くまで来て目をキラキラさせながらいうとAは戸惑っていた
その姿にオビは少し笑う

オ「そういや、お嬢さんどうかしたのかい？」

白「そろそろ、時間だからね、呼びにきたんだ」

オ「おっとそれは、それじゃ行こうか」

部屋を出ると、木々が立っており四人でゼンとミツヒデがいるところに向かった

白「ゼン！ミツヒデさん！お待たせいたしま…」

ゼ「白雪、木々！オビのやついらんことしなかっただろうな！！」
白雪が言いかけている最中ゼンは急いで駆け寄ってきた

ミ「させないと思うぞ木々が」
後ろから冷や汗をかけながらミツヒデが声をかける

木「させないね」

オ「しませんて、そもそも何をですか。やだなー」
と頭の後ろに手を組みながら笑っているとゼンは眉間にしわを寄せながら口を開いた

ゼ「お前の振る舞いのせいだろうが」

オ「あはは～」

そんなやりとりの中、ミツヒデが周りを見回した
白「ミツヒデさんどうかしました？」

ミ「いや、Aは？姿が見えないが」

白「あれ？一緒に降りてきたはずなのに」

ゼ「どこに言ったんだ？」

みんな辺りを見回した

柱のところで、クリーム色の何かが動くのが見える

ゼ「？」
ゼンがそれに気づくとゆっくりと足を進めた

ゼ「そこにいたのかどうし…」
目を見開き言葉を途切れた前の姿を見てミツヒデたちは慌ててゼンの元へ向かう

ミ「どうした！ゼ…ン…」

オ「二人して固まってどうしたんです？」

ゼ「あ、いや…そのドレスを選んだんだなって思ってな」

あ「あ、ダメでしたか？」

ゼ「あ、いや、別にそういうわけではないんだ！！むしろ嬉しい方だな、よく似合ってる」
そう言ってゼンは柔らかく笑った

あ「ありがとうございます。」

六人は夜会の会場に向かった

四人の後ろからオビがAにそっと呼びかける

あ「？」

オ「これ、さっきお嬢さんの耳飾りを受け取りに行った時、Aにも…って持ってきた」
そういってオビはブレスレットを渡す

あ「…かわいい」

文字数がアレなので！！