赤髪の白雪姫～光が見えはじめた少女～【オビ】３ (ページ9)

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夜会に向けて支度へページ9

ミ「そう言えばイザナ陛下は白雪が予定通り城に戻ってることご存知なのか？」

ゼ「ああ伝えたからな」
そう言ったゼンの顔は少し嫌そうな顔をしていた

ミ「どうしたその顔」

木「後ろ閉じていい？」

白「はい大丈夫です！リリアスはまだ冬のマントを着ているので、随分薄着に感じます」

木「ああそうか」

白「木々さんは今日ドレスをではないんですね」

木「その方がミツヒデの横にいやすいからね。ゼンが言えばまあ着るけど」

白「Aはドレスなんですか？」

木「ドレスだよ」

白「え！？本当ですか？」

木「うん、イザナ陛下に言われて夜会に出席することにね。隣の部屋に今ドレスを着ているよ」

ゼ「そういや、オビはいつまで支度しているんだ。部屋で寝てるんじゃないだろうな」

ミ「確かに俺より早く部屋に戻ったのに…」
二人が話していると、外からオビが戻って来た

ミ「あれなんだ外に出て…た、のか…」
ミツヒデが話しかけるもオビはその横に通りすぎていく

ミ「ーーーーておい」

オビは白雪たちが支度している部屋の前に行く

ミ「オビ！二人ならまだ白雪の部屋でしたくしている方ぞ？Aも隣の部屋に…」

オビは振り返るとフッと鼻で笑って部屋の中に入って行く

ゼ、ミ「！？」

ゼ「おいオビ！！なにはいってんだお前！？支度中だって言っ」
そんな焦っている二人に何も振り返らずオビは部屋の中に入っていった

オ「木々嬢！」

木「ああお疲れ、何か聞こえたけど今」

オ「そうですか？そういえば下で貴公子二人が待っていたような。はい、受け取って来ましたよ耳飾りとか」
そういってオビは木々に耳飾りが入った箱を渡す

木「ありがと」

白「ありがとう」
着替えのところからヒョイっと顔をだして白雪もお礼を言った

オ「ヘイお嬢さん何か手伝うかい？」

白「あともう髪だけだけど」

オ「なんだ…」

木「もう二人いるならオビも下にいていいよ」

オ「はははお気になさらず今行くと怖いんで。ところでAはいないんですか？」

木「Aは隣の部屋にいるけど」

オ「ちょっと様子見てこよっと」

そう言ってオビは隣の部屋に通じる扉を開けてAはいる部屋に入って行った

あ「大丈夫かな…」

鏡を見てくるりと一回転してみる

？「お似合いだね」

後ろから声がしてAは慌てて振り返る

あ「オビ…！」