赤髪の白雪姫～光が見えはじめた少女～【オビ】３ (ページ48)

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オビとゼン（あ、、、また主人公出てませんすみません…次回からちゃんと出ます！！）ページ48

木々は白雪に休暇するときにセレグに行くと伝えた
白「セレグにですか。確か木々さんのご実家の方…」

木「そう、用事があってね休暇の半分ぐらいは向こうにいる。セレグ基地団の人に合わせてこの後に出るよ。白雪、いる間殿下とオビの事よろしく。Aもね」

白「はい力の限り」

あ「はい」

白「じゃあミツヒデさんもご一緒なんですね」

木「そうだね。ああそうだ、家に持っていきたいからあのお茶包んで欲しいな」

白「はい！お任せください！」

ミ「とりあえず…お一人で何処かに出掛けたりしないでくださいね。私たちの帰りを待つように」

ゼ「リリアスで待つという手もあるな」

ミ「……」
ゼンの発言にミツヒデは何も返せず
「あるんだな」
とゼンが言うとミツヒデがその時思ったことを言った

ミ「ゼン様1人ずっと城にいるのも陛下の表情が気になるなと…」

ゼ「外出ぐらいするわ。俺のことは気にしないでいい、オビにでも任せておけ」

ミ「オビに……？」

木「白雪とAに任せたから大丈夫」

ゼ「木々、お父上によろしくな」

木「はい」

ゼ「道中穏やかに頼むぞヒサメどの」

ヒ「ええ。側近どのたちと日だまりの中のごとく過ごしますよ」
ヒサメはチラリとミツヒデの顔を見た後木々の顔を見た

ミ「では殿下良い休暇を」
そうして、木々、ミツヒデ、ヒサメを馬に乗り出発した

三人が出発してから庭みたいなところで(←)オビと白雪が外で話していると門番の2人がきたため、オビは白雪をそっちに行かせるとそこにゼンがやってきた

ゼ「よう」

ゼンが隣に座ったことを確認するとオビは白雪の方を見て口を開いた

オ「おやあ主。お嬢さんはあっちで喋ってますよ」

ゼ「ああ、向こうから見えてた」

オ「なんですぐ来なかったんですか」

ゼ「いや、城に白雪がいる光景を見ていた」

オ「そうですか…あんたそのうち、画家に描かせそうですよね…」
オビが横目でゼンを見た

ゼ「別によくあるからなそれ」
しれっとした顔で言うとオビは少し驚いた

オ「上流階級発言！？」
ゼンにとって良くある意味ではなかったがそのあとオビが口説き声で喋ったりとかしていると、不意にゼンは真剣な顔をした

オ「主？」
急に静かになるのでゼンの顔を見ると遠くの方を見つめていた口を開いた

ゼ「オビ、お前…

Aのことどう思う？」

オ「なんですかいきなり」
ゼンの言葉にオビは驚いた顔をした

ゼ「どうなんだ？」