赤髪の白雪姫～光が見えはじめた少女～【オビ】３ (ページ36)

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トウカ参戦ページ36

襲ってくる刺客をゼンは斬るがトウカは一歩もまだ動いてなかった
ゼ「(観察してから動く気か)」

ゼ「三人とも！お前たちはここを抜けて応援を呼んで…」
と少し振り返ったゼンは続きをいうのをやめた

タ「(まずい、みんなその場で防ぐだけで精一杯だ)」

ゼ「(薬がまわったか…俺とタリガどのも時間の問題…Aもおそらくもうやばい)」

あ「(…しっかりしないと)」
Aは歯を食いしばり気を引き締めた

刺客の数が減ってきたとき刺客から離れて三人は走っているとゼンが何かを思いついたのかタリガに声をかけた

ゼ「眠らせる薬を持ってるなら、逆は持ってないのか！？」

タ「え？気付けの…！？」

あ「それを…」

タ「ありますが…す、凄まじいですよ」

ゼ「なんでもいい！今気を失ったら死ぬ！！くれ！」

あ「とにかく、ください」

そう言われてタリガとゼン、Aはすの薬を手にし口に含み、やはりきつかったのか三人とも顔をすごく渋い顔をした

あ「っ殿下！！」
ゼンの元にトウカが剣を振り下ろし、ゼンはすかさず受け止めるタリガとAの元にも素早い動きをするトウカのそば付き2人が攻撃を仕掛ける

あ「っ(早い…)」

「傷は左腕でしたかタリガ様」
そういってタリガの左腕を蹴る

タ「＿＿＿＿＿っ！」
タリガが少し痛みが走り止まった敵は瞬間剣を振りかざすが、なんとかそれをタリガはかわした

それと同時にゼンとAの剣をさばいていく
ゼ「大丈夫か」

タ「なん、とか」

少し距離が開いた時、トウカが口を開いた
ト「耐えるのも限界だろう、あれは眠り薬というより毒に近い」

ゼ「最後まで自ら動かないかと思っていたが、1人もここから逃したくないあたり、この期に及んで俺を殺す腹がバレると困るのか？」

ト「ええここだけの話にしたい。ご苦労だったなタリガ、お前たちも次期ウィラント城主も自分のことまだ何者か知らされてないエメラインも消したのち代わりをあてる」

あ「勝手なことを…(何者か知らされてない…？殿下は全て知っているということ？やっぱりあの人は何か知っている？)」

ゼ「ああ、というか大体な！城主なんてお前の都合で決まるもんじゃないわ！！」
そう言ってトウカに指をさした
ゼンの口調が素になっていた

あ「…」

ト「決まった後でどうともできる」

ゼ「どの口が言うんだ！？言わせてもらうが今まさに失敗の最中だからな！！」

ト「…そこからすでにお前たちは間違っている」

あ「？」