赤髪の白雪姫～光が見えはじめた少女～【オビ】３ (ページ26)

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疑いページ26

ヒ「失礼します」

ミ「ヒサメ！？」

木「！」

ミ「ヒサメどの！その怪我は…！！」

ミツヒデが大声出した時ヒサメは右手をあげた
ヒ「響くから…入りなよ」

そう言われ入ってきたのはベルガットの2人だった

ゼ「……！！」

ヒ「殿下、煙が上がった丘に曲者が潜んでいましたが、捕らえられませんでした。今追わせてはいますが」

ゼ「2人が襲われたのか？」

ヒ「ええ、それで戻りましたらウィスタルから使者がきていると聞いたので」

団長「…襲撃事件の事だ」

ラ「近衛兵団ランカと申します副団長のヒサメどのですね、そちらは…」

タ「…タリガ・ベルガットです」

ラ「ベルガット…！？木々どのあなたの家とこのお二人とは何か関わりがありますか？」

木「どちらの家とも縁談が」

話を聞いていると、襲われたものの1人が襲撃してきたものの懐から、ミツヒデ・ルーエンと書かれた契約書のような紙が見えたという事だった

あ「どういうこと…」

木「…何を」

ミ「私が…セイラン家の縁談を邪魔する為に、刺客を雇い該当するものを襲わせたという事か？」

ラ「疑いがあるという事です」
緊迫の雰囲気に近衛兵団のランカは気まずそうに答えた

木々は驚きが隠せなくなってきていたその時笑う声が聞こえた

ゼ「…ふっははっはははははは！」

場は凍りついていた
みんな何事だとゼンをみると
ゼンはいつもより低い声で呟いた

ゼ「よりによって、よくもそこに手を出したものだ」

あ「殿下…」

ゼ「ランカどのこちらの意見だが。ミツヒデ・ルーエンはそんな事はしない。絶対にだ」

ミ「っ」

木「私も断言します」

あ「はい、私もです」

ラ「殿下…木々どの、Aどの…ですが命令です。ミツヒデ殿の外部との接触を禁止した上で調査を進めます。これ以上疑いを深めぬ為にもどうか…」

あ「(ミツヒデさんがそんなことしないのはわかってる…でも…疑われて拘束されるなんて…何も…あまり耳に入ってこない…一体誰がミツヒデさんをはめようとしてるの)」

ラ「ミツヒデどの剣を、お渡しください」
ランカがそう告げるとミツヒデは剣をゆっくり差し出そうとしたがゼンがそれを止めるように声を出す

ゼ「待て」
ミツヒデのそばにゼンが近づくとミツヒデから剣をとりランカの前に出す

ゼ「俺の宝だ、すぐに返して貰うぞ」

木「っ！」

ミツヒデたちはその場から離れ別室に移動をした
いつもの雰囲気とはやはり違うもので、ミツヒデがそっと口を開いた