赤髪の白雪姫～光が見えはじめた少女～【オビ】３ (ページ11)

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さぁ夜会へページ11

オ「そのドレスに似合うと思うよ」
オビがそういうと、Aの左手を取りブレスレットをつける

あ「ありがとう」

オ「それじゃ行きましょうか」
手を差し出すと、Aは頷き手を重ねた

そして夜会が始まり、白雪とオビは二人である人物の元へ向かった

四人で少し歩いていると、周りがチラチラこちらを見ているのがわかった

「ゼン殿下、先日はお世話になりました…」
一人の男性がゼンに話しかけてきた

「失礼ですが後ろの女性は…」

あ「…」

おそらく、Aの姿を見て近づいてきたのだろう

「驚かせてしまいましたかな」

ゼ「これは失礼、彼女はまだこの場に慣れていないのでな」

「そうでしたか」

ゼ「挨拶しなければならないので、また」

そうゼンがお辞儀するとAも少し頭を下げた

「陛下、ゼン殿下がお見えになりました」

イ「きたか、弟よ」

ゼ「…」

イ「ん？そこにいるのは…Aか？」

あ「へ、陛下…」

イ「…それは」
イザナは目を細めて笑っていたのをやめて目を見開いた

あ「えっと…」

イ「っ」
「イザナ陛下」

イザナが口を開こうとした時後ろから声がした

イ「すまないな、せっかくきてくれたが席をはずす」
そう行ってイザナは席を離れてしまった

イ「ミツヒデ」
少し離れたところに待機していたミツヒデに声をかけた

ミ「はい？」

イ「変な虫がつかないように見張っとけよ」

ミ「え、あはい承知しました…」

あ「殿下、陛下はどうして戸惑っていたのでしょうか」

ゼ「え？ああ…まぁ照れてたんじゃないのか？？」

あ「照れてた？」

ゼ「そんなとことだろうきっと」

夜会も終盤に差し掛かってきた頃
あ「(踊らずに済んでよかった…かな？)」

っと少しワインと見せかけて水を飲んでいるAのところにオビがやってきた
オ「もしかして踊りたいのかい？」

あ「っ！」
急に話しかけてくるもので肩がびくりと動いた

オ「おっと綺麗なドレスが濡れてしまいますよ。姫」
そう言って持っていたグラスを手に取りメイドに渡した

あ「っひ姫って」

グラスを撮られるときに重なった手を少し強く握ってしまっている自分に少し慌ててしまっている

オ「あれ、姫って言われてもおかしくないと思うけどな、俺は。Aこの前のリベンジで一曲踊ってくれますか？」

そういうと、オビはニコッと笑いながら手を差し出した

あ「…はい(以前申し訳ないことしちゃったし)」
オビの手をとって踊りばまで歩き出す