赤髪の白雪姫～光が見えはじめた少女～【オビ】３ (ページ1)

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寂しいページ1

しばらくして、ゼンたちが戻りかばんを取り返した

よしと出発をしようとした時
白雪はゼンを呼び止めリリアスに行くことを告げた

その日の夜は
木々とAがやって来て白雪が呼んでいるとゼンに告げた

木「私とAはこっちにいるからゼン一人で行って来てくれる？」

ゼ「…！？」

あ「…」

ゼ「…いや一人でってな…」

あ、木「あとは任せます。『殿下』」

ゼ「わかった。誓う」
そういってゼンは部屋を出ていった

オビとミツヒデが木々たちを見た

木「何」

ミ「それで、どうかしたのか？白雪」

あ「…」

オ「もしかしてお嬢さん泣いてるんじゃないですか？」

ミ「え！？」

オ「今日あの話したとこだし。もう寝るって部屋に別れた後に木々嬢が主呼びに来て任せるってんだからそのくらいかと」

とオビは言うと木々とAを見た

オ「やっぱり。普段がたまーに心配になるくらいしっかりしてますから気づきにくいですけど、お嬢さん城から離れるのは寂しいですかね」

木「そうだね。私も白雪がいることの方が当たり前になってるし」

ミ「俺もそうだな…王宮の東一角に部屋が揃ってからさらにだ」

あ「まだ日は浅いですけど、寂しいです。いろんなこと教えてくれたので」

Aは手を握りしめた

あ「オビ、殿下が戻って来たよ」

オ「え、もう？」

木「ちゃんと戻って来てくださって良かったです殿下」

ゼ「…ありがとな呼んでくれて、助かった」

木「…」

ゼ「オビ起きてたか」

オ「主より先に寝ませんよ」

ゼ「白雪から伝言だ。夜遅くにおさわがせしてすみませんもう大丈夫ですって」

オ「伝言…主さらに泣かせたりしてないですよね」

ゼ「ほう。お前らの名前言ってたぞ白雪」
ゼンの言葉に四人は固まった

ミ「じゃあ俺もお見舞いに行こう」

木「ミツヒデお茶入れたら」

ミ「お、そうだな」

ミツヒデと木々は白雪の部屋に向かった
オビは行かなかったのでゼンは話しかけた

ゼ「珍しいな、行かないのか？」

オ「いやあ俺は向いてないんで。まあ後で一人で行きます」
その言葉にゼンは顔を暗くして「ん？」っといった

オ「はははやっぱいって来ます」

ゼ「オビ！」城に帰ったらお前にも話がある」

オ「俺もありますよ。じゃっ」

ゼ「何がじゃっだ俺も行くわ！」

オ「え、主またいくんですか？寝たらどうです」

あ「…」

ゼ「A何してるんだ。お前もいくぞ」

あ「私も、ですか」
その言葉にゼンは笑顔で答えた

ゼ「当たり前だ」