第57話 質問攻め ページ10
「下の名前で読んでも良いかな?」
「はい。どうぞ」
千葉と埼玉で有名な和菓子を、それぞれ半分ほど
「Aから、中也君は『ワインが好きだ』と聞いたから、あとで地ワインを一緒に飲もう」
「ありがとうございます」
「ところで、中也君が普段飲んでるワインって、どんな物なの?」
「ロマネ・コンティと、ペトリュスです」
「ロマネって、一つ何百万もする最高級のワインじゃないか。それで…、テトリス?」
「いえ。ペトリュスです」
ワインで話が弾み、一段落したところで本題に移る。
「じゃあ、中也君。Aの
「はい。どんなに小さな事でもお礼を言えるところと、手料理が美味い事。疲れていても励まして、
「次は、A。中也君の気に入ったところは?」
「はい。童心を忘れないところ。笑顔が素敵な事と、素直に謝罪ができる事。面倒見が良くて、私を1人の人として尊敬してくれるところです」
二人共即答した上で、その内容に彼女の両親も含め、一族は感心して微笑ましく見ている。
「結婚式を挙げる予定はあるの?」
「はい。皆の都合を合わせ易い、11月26日を目安にしています。婚姻届は、22日にしようと話し合いました」
「語呂合わせか。いいね。挙式後の住居は?」
「横浜です」
「新婚旅行は、何処に行くつもりだい?」
「はっきりとは決めてませんが、九州に行く
事前に話し合っていたおかげで、
「もし、子供ができたら何を習わせたい?」
「えッ?」
「ちょっと、父さんッ!?」
予想外の質問に一瞬だけ言葉に詰まったが、照れ隠しに一度だけ控えめな咳払いをして、自分の考えを素直に
「一般常識と礼儀は
「うん。君の職場ならそうなるだろうね。Aはどう思ってる?」
「…中也さんと同意見です。他の事にも興味を持ったなら、それも学習させたいと思います」
Aの父親を始め、一族一同が納得した表情を見計らい、俺は言葉を続けた。
152人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
エミリア1415(プロフ) - 薫染-ゆきせ-さん» 薫染ゆきせさん、コメントと応援。ご指摘ありがとうございます。意味を間違えて使っていました。教えて頂き、ありがとうございます。すぐに修正しますね。更新も頑張ります。 (2019年8月25日 21時) (レス) id: 82aefb6635 (このIDを非表示/違反報告)
薫染-ゆきせ-(プロフ) - 此れからも更新頑張って下さい!2枠続けてのコメント失礼しました。あと 言葉運びが意図的なものだったらすみません! (2019年8月25日 20時) (レス) id: e1459da1b7 (このIDを非表示/違反報告)
薫染-ゆきせ-(プロフ) - 何時も楽しく読ませて貰ってます!89話の中の台詞についてなんですけど…内容的に「満身創痍」ではなく「五体満足」の方があっていると思いますよ。あの台詞だと「全身傷だらけで良かった。」みたいな意味になってしまうので…可也 上から目線ですね。すみません (2019年8月25日 20時) (レス) id: e1459da1b7 (このIDを非表示/違反報告)
エミリア1415(プロフ) - 銀桜さん、コメントありがとうございます。少しでも話を進められるように、更新頑張りますね。 (2019年8月22日 17時) (レス) id: 82aefb6635 (このIDを非表示/違反報告)
銀桜(プロフ) - あぁ、夢主ちゃんと大我くんが元に戻って良かったです。更新頑張ってください! (2019年8月22日 17時) (レス) id: 1194b2a018 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:エミリア | 作成日時:2019年6月30日 13時