蜜に群がる［前編］【na】❀ ページ29
⚠ガーデンバースパロ、基礎知識必須
オリジナル設定含
設定：恋人、同棲中
なかむ・花食み。故に彼女よりも精神不安定。
A・花食み。なかむより多少マシだが精神不安定気味。花食み同士の恋人としての不安が強い。
✼ ✼ ✼
この世には美しい花があふれている。
色とりどりに咲き誇る、それはそれは甘美な存在。
よく女性を花に例えることがあるけれど、じゃあ私は彼にとってどんな花に成り得るだろうか。
そう考えたところで思いつく先はいつも一緒。
結局私は綺麗な花に憧れる蛾なのだ。
魅力的なモノに群がる有象無象に過ぎないのであろう。
そう、花を咲かせなくとも、とろけるような甘い蜜をこぼす貴方から逃れられない。
哀れな捕食者なのだ……
「Aじゃん、久しぶり」
「きんとき？久しぶりだね」
大学の構内で話しかけられ振り返る。
そこにいたのは友人のきんときだった。
その爽やかとも称される微笑みと聞き心地の良い声に振り返る女子が視界の端に見える。
「元気だった？最近見かけなかったけど」
「うん、ゼミが忙しかったからちょっとね。今やっと落ち着きそうなところなの」
学部が違えば中々会うタイミングもない。
そうこぼせばお疲れ様、と返ってきた。
友人の彼氏ではあるが相変わらずのイケメンだ。
「なかむとはどう？忙しかったならあいつ寂しがってんじゃない？」
「あぁー……」
そう聞かれて、即答できずに口をもごもごとさせる。
その微妙な表情を感じ取ったのか、きんときは首を少し傾けた。
「何かあった？」
「いや……ちょっと喧嘩したばっかりで……」
彼とのやり取りに、恋人の顔を思い出す。
浮かんできたのはいつもの明るく可愛らしい笑顔ではなくて。
悲しみと苦痛に顔を歪めた表情だった。
普段は朗らかな好青年ぶりを発揮する彼も、それでもやっぱり花食みゆえか、精神状態の起伏が激しい。
対する私も……花食みだ。
彼ほどではないが、自分も花食みでない人たちから見たら精神的には不安定なことを自覚している。
いつもはそれでもなんとか上手くやってきたのだが、今回はタイミングが悪かった。
私もなかむも考え方が悪い方向にばかりいってしまい、過去最悪のパターンで喧嘩してしまったのだ。
それが昨夜のこと。
✼ ✼ ✼
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しらたま。(プロフ) - 玲さん» ありがとうございます✨ (12月30日 0時) (
レス) id: a02f9236c1 (このIDを非表示/違反報告)
玲(プロフ) - お仕事お疲れ様です (12月29日 23時) (レス) @page50 id: db3c5f0a70 (このIDを非表示/違反報告)
しらたま。(プロフ) - なすかまさん» いつもご丁寧にコメくださりありがとうございます！とても嬉しいです^^ やはり皆様の反応は気になりますのでこうしてご感想頂けるのはとてもありがたいです。モチベになります！気ままに頑張りますので、今後もよろしくお願いします!! (11月29日 22時) (レス) id: a02f9236c1 (このIDを非表示/違反報告)
なすかま - 遅くなりましたが、８冊目、おめでとうございます！そして私は幸せです、、、なんといっても、brさんの誕生祭にこんなドキドキキュンキュンするものが読めるなんて、、、。幸せ以外のなにものでもありません！お忙しいとは思いますが、頑張ってください！ (11月29日 21時) (レス) id: 257f27a87a (このIDを非表示/違反報告)
しらたま。(プロフ) - すみれいんさん» コメありがとうございます！バース書いたらすみれいんさんがいらっしゃるかなと思ってました笑 Ωよりこっちの方がなんか病んでる人は多くなりそうです……はい^^; 誤字お目汚し失礼しました！全然そのままで大丈夫ですよ。ありがとうございます！！ (11月17日 22時) (レス) id: a02f9236c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらたま。 | 作成日時：2023年11月16日 15時
