午前6時はクロワッサンと【kn】 ページ25
時刻シリーズ
設定：恋人、同棲中
✼ ✼ ✼
ベットの上でうつらうつらとしていると、扉の開く音と共に貴方の優しい声。
身にまとっているのはコーヒーの香り。
「A？起きれそう？」
「……きんちゃん……ちゅーしてくれたら起きる」
「はいはい、お姫さま」
わざと甘えてそう言えば、くすくすと笑い声と共に頬に柔らかい感触が降ってくる。
ぱちりと目を開けてそこじゃないのに、とムスッとして見せれば、にやりと笑った彼と目が合った。
「そっちは起きたらね」
「はぁい」
そう言われれば仕方ない。
目を擦りながらベットから抜け出せば、床から伝わる寒さに頭が覚醒してくる。
時刻は午前6時。
今日みたいに出かける予定がなければ、普段はこんなに朝早く起きる事がないから。
まだまだ寝たい気持ちを頭を動かし振り払った。
身支度をしてからリビングに向かえば、ダイニングテーブルにお皿を置いたきんときとぱちりと目が合う。
「おはよう。起きれたね」
「おはよう〜ちゃんと起きたよー」
近くによってぎゅっと正面から抱きつけば優しく受け止めてくれる。
そのまま上を見あげて目を閉じて見せれば、察したのか今度は唇に優しく触れてくれた。
目を開けてその顔を見れば、あぁ私は世界一幸せだな、なんて。
ふと、再びコーヒーの香りが鼻を掠める。
見ればテーブルの上にはミルクを混ぜたカフェオレと、香ばしい色が美しい大きめのクロワッサンが並んでいる。
それにぱっと顔を輝かせてもう一度彼を見上げた。
「え、カフェオレにしてくれたの？」
「Aいつも朝から牛乳温めるのめんどくさいって言うじゃん。それメンバーに話したらレンチンで出来るよって言われて調べたんだよね」
「おおー……いや、確かにそうだわ……」
朝の弱い私はめんどくさがりがたたって、いつもブラックコーヒーを飲んでた。
嫌いじゃないんだけど、とはいえ冷たいミルクを入れるのもなんか嫌で。
なるほど、レンジという文明の機器を忘れてたわ。
何でそんな簡単な方法を思いつかなかったのか。
✼ ✼ ✼
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しらたま。(プロフ) - 玲さん» ありがとうございます✨ (12月30日 0時) (
レス) id: a02f9236c1 (このIDを非表示/違反報告)
玲(プロフ) - お仕事お疲れ様です (12月29日 23時) (レス) @page50 id: db3c5f0a70 (このIDを非表示/違反報告)
しらたま。(プロフ) - なすかまさん» いつもご丁寧にコメくださりありがとうございます！とても嬉しいです^^ やはり皆様の反応は気になりますのでこうしてご感想頂けるのはとてもありがたいです。モチベになります！気ままに頑張りますので、今後もよろしくお願いします!! (11月29日 22時) (レス) id: a02f9236c1 (このIDを非表示/違反報告)
なすかま - 遅くなりましたが、８冊目、おめでとうございます！そして私は幸せです、、、なんといっても、brさんの誕生祭にこんなドキドキキュンキュンするものが読めるなんて、、、。幸せ以外のなにものでもありません！お忙しいとは思いますが、頑張ってください！ (11月29日 21時) (レス) id: 257f27a87a (このIDを非表示/違反報告)
しらたま。(プロフ) - すみれいんさん» コメありがとうございます！バース書いたらすみれいんさんがいらっしゃるかなと思ってました笑 Ωよりこっちの方がなんか病んでる人は多くなりそうです……はい^^; 誤字お目汚し失礼しました！全然そのままで大丈夫ですよ。ありがとうございます！！ (11月17日 22時) (レス) id: a02f9236c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらたま。 | 作成日時：2023年11月16日 15時
