In the clutch【sh】 ページ3
設定：会社パロ。内緒の恋人。
✼ ✼ ✼
週末の華金。
今日の飲み会は比較的年代の近い人達ばかりの、気が楽な集まりで。
私も参加者が同期や、仲のいい先輩ばかりだから前から楽しみにしていた。
最初は行かないと言っていたシャークんも私が行きたいと言うとしぶしぶ参加に◯していた。
無理しなくていいと言ったが、自分が知らないところで私が飲んで潰れているのは嫌だと言われる。
そんな飲まないし！
とはいえ、居酒屋で彼の隣の席を確保するのは無理だった……。
付き合っていることは隠しているし、普通に彼の隣は競争率が高すぎる。
片側はすでに彼と仲の良い同期の男性社員が座っている。
そしてその反対側の、彼の横を勝ち取ったのは、シャークんとも比較的交流の多い同期の女性社員だ。
あぁそんなに心底嬉しそうな顔しちゃって。
彼のことが好きだって丸わかりな気もするが、変なところ天然で鈍いシャークんはきっと気づいていないだろう。
上司のいない飲み会は酒の進みが早い。
ペースを気をつけているつもりでもついついグラスが空いていく。
そんな中で、酔いが進んで気が大きくなっているだろう女性社員が隣のシャークんの腕をつついた。
「え！シャークんて意外と腕逞しいね！」
「意外とってなんすか」
「あ、ごめんごめん、スラッとしているからさ」
むっとそれに思わず目を眇めてしまう。
人の彼氏に触らないで欲しいものだ。
グラスを持っている方の、その腕まくりしたYシャツから見える腕にきゅっと力が入ると細いながら筋肉質なのが見て取れる。
先輩だけでなく、周りで様子を伺っていた女性社員達も目をきらきらさせていた。
けれどシャークんがそれに何かを言う前に、別の男性の先輩がそれに反応する。
「お、シャケ筋トレしたりしてんの？」
「まぁ……ぼちぼちっすかね」
その先輩はジム通いが趣味だと豪語していた気がする。
そういった話題に男性社員たちは皆楽しそうで。
奥では筋肉自慢が始まりそうだ。
「家で腕立てとか、たまに外走るぐらいっすよ」
「何だよ〜一緒にジム行こうぜ」
女性社員達がかっこいい！なんて黄色い声を上げていて。
隣の女性はアルコールのせいかわからないが頬を赤らめながら可愛らしく話しかけている。
「え、何か目標とかあるの？」
それにふと彼は考え込む仕草をする。
「まぁいざって時に、かなぁ……」
「え〜どんな時か気になる〜」
✼ ✼ ✼
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しらたま。(プロフ) - 玲さん» ありがとうございます✨ (12月30日 0時) (
レス) id: a02f9236c1 (このIDを非表示/違反報告)
玲(プロフ) - お仕事お疲れ様です (12月29日 23時) (レス) @page50 id: db3c5f0a70 (このIDを非表示/違反報告)
しらたま。(プロフ) - なすかまさん» いつもご丁寧にコメくださりありがとうございます！とても嬉しいです^^ やはり皆様の反応は気になりますのでこうしてご感想頂けるのはとてもありがたいです。モチベになります！気ままに頑張りますので、今後もよろしくお願いします!! (11月29日 22時) (レス) id: a02f9236c1 (このIDを非表示/違反報告)
なすかま - 遅くなりましたが、８冊目、おめでとうございます！そして私は幸せです、、、なんといっても、brさんの誕生祭にこんなドキドキキュンキュンするものが読めるなんて、、、。幸せ以外のなにものでもありません！お忙しいとは思いますが、頑張ってください！ (11月29日 21時) (レス) id: 257f27a87a (このIDを非表示/違反報告)
しらたま。(プロフ) - すみれいんさん» コメありがとうございます！バース書いたらすみれいんさんがいらっしゃるかなと思ってました笑 Ωよりこっちの方がなんか病んでる人は多くなりそうです……はい^^; 誤字お目汚し失礼しました！全然そのままで大丈夫ですよ。ありがとうございます！！ (11月17日 22時) (レス) id: a02f9236c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらたま。 | 作成日時：2023年11月16日 15時
