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なかむに学校へ行くことを提案された翌日の朝。
早速だがスマイルについて公園を出てみることにした。
スマイルは今日？行けるの？と少しびっくりしていたけれど、まぁ何事も善は急げという。
それに彼らから学校生活の話しを聞いていて気になっていたというのも本音だ。
「じゃあとりあえず、今日は俺からあんまり離れないようにな」
『へ！あ、うん！』
離れないように、なんて。
恋する乙女がそんな事を好きな人から言われてしまえばそわそわしてしまう。
いや、それに特別な意味がないことなんて分かっているんだけどね。
スマイルは私の挙動不審な様子を気にすること無く、公園から出て歩み始めた。
それを慌てて追いかける。
『わぁ……』
当たり前だが記憶の無い私にとってはどの風景も新鮮なものだ。
残念ながらそれらを見たからといって蘇る記憶は今のところ無いのだけれども。
公園を出てしばらくしたところで「あ、」とスマイルが足を止めた。
「そうだ、学校で話しかけてくる時はなるべく寄ってくれ。俺は小声で話すから」
『あ、そうだね。じゃないとスマイルがひとりで喋ってるみたいになっちゃうもんね』
「そういうこと。授業中は筆談できる。俺の席一番うしろの端だし、隣はきりやんだから」
それから再び歩き始める。
段々と人が多い通りになってきて、少し不安からスマイルの斜め後ろをぴったりとくっついて進んだ。
スマイルは少し気にする素振りを見せたが、人のいる往来で喋るのを諦めたのか結局は何も言ってこなかった。
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しらたま。(プロフ) - おださん» おださん初めまして！コメありがとうございます!! 今回は特に高校生らしい純粋さ、真っ直ぐさ、大人への移り変わりみたいなのを意識しているので、そう言って頂けるのは非常に嬉しいです^^！ 駆け足ではありますが、最後までもう少しお付き合い頂けたら幸いです🍀*゜ (3月8日 16時) (
レス) id: a02f9236c1 (このIDを非表示/違反報告)
おだ(プロフ) - (続き失礼します。) この先の結末が別れしかないからこそ言えなかったり、できなかったりすることもあるだろうに、全員で人のためを思って行動できる人をただそういう風に描けるしらたま。様の文体が、一層登場人物の純粋さを引き立たせていて大好きです。 (3月8日 16時) (レス) id: dd244e2324 (このIDを非表示/違反報告)
おだ(プロフ) - 初めまして。コメント失礼します。純粋に真っ直ぐにお互いを思い合って、周りの友人もそんな二人を見守って全力で協力して、お互いを尊重し合っている関係と物語に切なくなります。→ (3月8日 16時) (レス) @page48 id: dd244e2324 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらたま。 | 作成日時：2024年2月29日 20時
