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その問いかけに自分のグラスにもワインを入れて飲んでいたぶるーくさんがん？と少し首を傾げる。
師匠もだがこの人も、他の友人方も。
さすが偉大なる魔術師と呼ばれているだけあって、ほぼ不老不死に近い時を生きている。
……それなのによぼよぼのお祖父ちゃんじゃなくて、若くてイケメンなのはズルいと思うのだが。
ぶるーくさんは私が幼い頃から師匠に想いを寄せているのを知っている。
師匠は私がどんなに好意を見せた所で、それは全て家族愛や師匠への尊敬の念だと思いこんでいる。
そんな私がずっと相談してきたのが、それこそこの人だったのだから。
もちろん彼からも親戚の小さい子にしか見られていないことを知っている。
だから、なぜあんな思ってもみない嘘を言ったのかが疑問だった。
「んー……あのね、Aちゃんも分かってると思うけど僕たち生きる時間の長さが違うでしょ？」
「……うん」
「まだ先でいいって思っている、その“先”の感覚がそもそも違うんだ。スマイルがまだ先でいいって思って何もしないでいたら……きっと今のままなら彼は後悔する」
「……？先でいい？」
「そう。その事を考えることをずっと後回しにしてるんだ。スマさんは良く言えば慎重で、悪く言えば臆病だから」
つまり師匠にあんな嘘を言ったのは私やぶるーくさんのためではなくて、師匠のためということ？
……だめだ、アルコールの回った頭では深く思考回路が働かない。
「つまり、スマイルは何か考えなきゃいけないことがある。けど早くしないといけない。……私が死ぬ前に？」
「まぁ、端的に言えばそういうこと。……ふふ、Aちゃんのスマイル呼び聞くのも久しぶりだね」
「教わる身だからね。弟子を卒業して対等になれるまでは、って思ってたんだけど……もう、いいかな……」
だってあんな書き置きひとつ残して家出てきちゃったし。
きっと彼は心配するだろう。
“小さい子供”として。
はぁ、と熱いため息が出ていく。
寝不足にアルコールは、酔いの回りを早くするだけだった。
ふわふわしてきた状態でぶるーくさんにへらっと笑って見せる。
「しばらく厄介になってもいい？家事ならするから」
「はは、気の済むまでどうぞ。好きに過ごしてくれていいよ〜ん」
「お世話になります。もうこの際なんでぶるーくさんがお嫁さんに貰ってくれないかなぁ」
「いいよ」
「……へ？」
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しらたま。(プロフ) - るあさん» るあさん！返信が遅くなってしまい申し訳有りません！何かしらで通知を見逃してしまっていたようです(汗) コメ頂きありがとうございます！ntjさん少し特殊なお話でしたが受け入れて頂けてとても嬉しいです＾＾ 残り数日、お付き合いくだされば幸いです✨️ (4月25日 2時) (
レス) id: 5d28ad3807 (このIDを非表示/違反報告)
るあ(プロフ) - 拾われた子とその恩人の話好きなので嬉しい、！特に'それはきっと素敵なこと'が好き！善意から距離取ろうとする主人公と接し方が分からないinrさん可愛すぎました、私もあのご夫婦大好きなのでメインなのも嬉しかったですれ！！ (4月17日 17時) (レス) id: cdc395c024 (このIDを非表示/違反報告)
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