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｢ブルーク。いらっしゃい。｣
｢ん〜、なあに？課題の薬ならちゃんと作れたよ？｣
｢そうね。これくらいのレベルなら難なく熟せるようになったわね。｣
｢ならお名前教えてくれたり…！｣
｢詰めが甘いわよ。ほら。｣
｢あっ、ああ〜！｣
｢調合を弄って上手く誤魔化したみたいだけれど、私を欺きたいのならもっと技術を身につけることよ。それよりも、ほら。大人しくしていて。｣
｢え、なになに、何するの、？｣
スイ、と指を振れば独りでに傍に寄ってくるネックレス。
詠唱も無しに寄せてみせることはまだ難しいブルークには、この術はまだ大人しくさせるに有効なようだ。
……全く。いつまでも子供みたいに甘えている。
いつまで甘えてもらえるのだろうか、なんて気持ちはきっと錯覚なんだろう。
｢そろそろお前にも色がつくだろう｣
｢ふうん？魔法使いにもそういうのってあるんだ？｣
｢違うわよ馬鹿者。魔力には色があるのよ、教えたでしょう。｣
｢なぁんだそっちか〜。ならそのネックレスは？｣
｢お前の色を教えてくれるわ。ほら、着けてあげるから。｣
｢んふふ。おねー様から贈り物されるの初めて、嬉しい｣
｢あら、そうだったかしら？｣
｢うん。こういう、装飾品は、初めてだよ。あ、赤だ｣
｢ああ、そうなの。…赤、なのね。そう……｣
｢…、赤だと、不味いの？｣
｢いいえ、いいえ。赤はね、ブルーク。お前のお母様の色なのよ。あの子の色も、ブルークと同じ、鮮やかな赤だったわ……｣
思わずネックレスを手に取り懐かしむ。
彼女のありったけの魔力を受け継いだのだ。同じ色になる可能性は十分すぎた。
ああ、本当に。
彼女から受け取った最期の『愛』は、ここに実を成したのだと、ある種の達成感で胸がいっぱいだ。
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しらたま。(プロフ) - るあさん» るあさん！返信が遅くなってしまい申し訳有りません！何かしらで通知を見逃してしまっていたようです(汗) コメ頂きありがとうございます！ntjさん少し特殊なお話でしたが受け入れて頂けてとても嬉しいです＾＾ 残り数日、お付き合いくだされば幸いです✨️ (4月25日 2時) (
レス) id: 5d28ad3807 (このIDを非表示/違反報告)
るあ(プロフ) - 拾われた子とその恩人の話好きなので嬉しい、！特に'それはきっと素敵なこと'が好き！善意から距離取ろうとする主人公と接し方が分からないinrさん可愛すぎました、私もあのご夫婦大好きなのでメインなのも嬉しかったですれ！！ (4月17日 17時) (レス) id: cdc395c024 (このIDを非表示/違反報告)
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