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｢信用は､しない｣
｢じゃあ､もう出るか。此処にはいられな…｣
｢でも！利用しよう…､どうせ今迄の大人と同じだ
耳障りのいい事を言って騙して俺達を使うだけ､それでも
数日間､雨風が凌げて飯が食えるならこの状況を利用しよう｣
｢考えたなNakamu､それなら俺も賛成だ
この雷雨､外で過ごすには厳しい天候だからな｣
｢んー､あの人…他の大人と違う気がするけどなぁ｣
｢Broooockは楽観し過ぎ､もう少し危機感もて？｣
｢じゃあ､滞在するって事で良いのね？｣
きりやんが全員の意志を把握して､主と呼ばれる人に向き直り
宜しくお願いします､と小さく頭を下げた
その言葉を聞くと､じゃあ先ずは家に行こうかとクルリと指を振った
何やってんだ､と思う暇もなく視界が切り替わる
先程までいた廃ホテルとは違い､立派な屋敷が目の前に鎮座していた
横から､えっ？や はっ？っと言った戸惑いの声が聞こえてきて
全員が近くに居るのを確認出来た
｢ようこそ､青鬼の館へ。私は君達を歓迎するよ｣
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
｢………mu!……Naka……!!…………Nakamu!!!!｣
グラグラと体を揺すられ､大声で呼ばれた名前に意識が浮上する
随分懐かしい夢を見たな､なんて微睡んだ思考が覚醒していく
パチリと目を開ければズキっと足に痛みが走った
ああ､そう言えば……侵入者の対応中だったと現状を思い出す
あーあ､怪我しちゃった主に怒られるなぁ､なんて頭を掻きながら思う
｢怪我､大した事無いみたいだな｣
｢もぉー､本当にやんなる…他人の家に押し掛けておいて
棚倒すは喚き散らすは何なのアイツら…｣
｢今､シャケとらっだぁ兄さんが殺す気で追い詰めてるよ
可哀想になぁ､侵入者も｣
｢やん､笑い隠せてないよ。もー！足痛いー！肩貸して！！｣
｢はいはい､早くレウ兄さんに手当してもらお｣
ひょこひょこと足を引きずりながらレウ兄さんの部屋に向かえば
ヒエエエッ！なんて情けない声を上げて手当をしてくれる
心配されてむず痒い
｢大丈夫！大丈夫なんで！｣
｢Nakamuの体に傷が残ったら､主が悲しむでしょ｣
｢うっ…､次は気をつけま………｣
す､と言葉を発する前にバンッと大きな音を立てて
大きな黒い固まりが飛び込んできた
｢怪我したって？侵入者のせいかしら…､それなら
遊んで無いで早く追い出さないね｣
にこっと底冷えする様な笑みを浮かべた後､指をパチンと鳴らす
その瞬間､館全体に悲鳴と笑い声が響き渡った
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しらたま。(プロフ) - るあさん» るあさん！返信が遅くなってしまい申し訳有りません！何かしらで通知を見逃してしまっていたようです(汗) コメ頂きありがとうございます！ntjさん少し特殊なお話でしたが受け入れて頂けてとても嬉しいです＾＾ 残り数日、お付き合いくだされば幸いです✨️ (4月25日 2時) (
レス) id: 5d28ad3807 (このIDを非表示/違反報告)
るあ(プロフ) - 拾われた子とその恩人の話好きなので嬉しい、！特に'それはきっと素敵なこと'が好き！善意から距離取ろうとする主人公と接し方が分からないinrさん可愛すぎました、私もあのご夫婦大好きなのでメインなのも嬉しかったですれ！！ (4月17日 17時) (レス) id: cdc395c024 (このIDを非表示/違反報告)
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