おまけ ※本誌扉絵ネタ ページ13
【設定】青城2年マネ
大規模合同合宿の最終日、無礼講ってことで私たちマネージャーも部員のみんなと談笑していた。烏野と音駒の試合を観てたはずなのに何故か今は自身の頭に松川先輩の肘が乗せられてる。なんで??
「やっぱり女の子は脚じゃないですか?」
「角名くんわかってないね〜、女の子は胸に決まってるじゃない」
ね?Aちゃん、なんて私に同意を求めてくる松川先輩と、脚だよね?ってこれまた同意を求めてくる角名くんに顔を顰めた。心底どうでもいいんだけど。
猿杙さんに助けを求めるも彼ですら「俺は顔の次はお尻かなあ」なんて話してる。その言葉にそれも捨てがたいなんて盛り上がる3人にため息が溢れた。
なんで私ここに巻き込まれてんの???
もっと平和な人たちと話したいんだけど!!!
「松川先輩そろそろ離してください」
「だーめ。2人ともここにいる我ら青葉城西が誇るマネージャーAちゃんをご覧ください」
「えっ、なんですか!?」
松川先輩はそのまま頭に乗せてた肘を退けて私の腕を掴んで上げた。なに?埴輪の真似??
「やっぱり女の子は胸ほど至高!!!」
「いや、脚も綺麗だと思いますけど。俺のハーフパンツとジャージ交換しない?」
角名くんの発言に首を思っ切り横に振った。あんたのハーフパンツ履いたら一瞬で落ちるわ。秒でパンツ公開処刑だわ。ふざけんな。
「いや角名くん、ジャージだからこそお尻の形はっきりわかるのがいんじゃん」
「俺脚派なんでそこは譲れないです」
とりあえずどうでもいいので埴輪状態から解放してもらって良いですかね???腕が疲れたと松川先輩に伝えるとあっさり離してくれた。
でも長身3人の男に囲まれた上に右を見ると好きな女優の話に勤しむ花巻先輩たち。左を見ると威圧感のある他校の主将。後ろには意味のわからないことで笑ってる集団がいるから逃げられずに、ただ黙って時間を過ぎるのを待った。
「でもマネージャー羨ましいな、ねえAちゃん稲荷崎こない?」
「駄目ですぅ、ウチの大事な一人娘なんで」
「娘扱いかよ(笑) 梟谷マネちゃんたちも勿論可愛いけど年下羨ましいかも」
「それを言うなら青城はAちゃんだけだから同期マネ羨ましい」
「マネいるだけいいじゃないですか」
盛り上がってるところ悪いんですけど、私も楽しめる会話してくれたら嬉しいです。まあそんなことを口に出したら松川先輩が調子に乗るだろうから言わないけど。
そんなことを思いながらコートに視線を戻した。
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しらす(プロフ) - なななさん» えええ光栄なお言葉ありがとうございます(><)すべて読んでいただいて嬉しいです!これからも頑張ります〜 (2020年7月20日 20時) (レス) id: 4f75907372 (このIDを非表示/違反報告)
しらす(プロフ) - かざぐるまさん» あの番外編大好きなので取り入れちゃいました笑 コメントありがとうございます! (2020年7月20日 20時) (レス) id: 4f75907372 (このIDを非表示/違反報告)
ななな(プロフ) - 初コメ失礼します!高校生のお話も現代のお話もどれもすごく面白かったです。作者様の小説すべて読ませていただいてます!これからも応援してます。 (2020年7月20日 18時) (レス) id: 20e35ce5f1 (このIDを非表示/違反報告)
かざぐるま - 及川ハンガー は草wwあの本誌での弄りっぷり、また思い出してしまいましたw及川さんお誕生日おめでとうございますwwコメント失礼しました!お話面白かったです!! (2020年7月20日 16時) (レス) id: 05fc39e1de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しらす | 作成日時:2020年7月20日 2時