立場的にまずいので角名くんと別れました【HQ】

44:甘やかし祭り ページ44

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これはAが持っててよって言われ、
婚姻届を棚にしまった。






「まさかのまさかすぎてびっくりした」

「俺も自分の行動力にびっくりしてる」

「なにそれ(笑)」





明日が休みだから、誕生日だし特別に同じベッドで寝る。誕生日ってもう甘やかし祭りだよね。
久しぶりにこんな距離が近いからドキドキする。


後もう少しでこのなんとも言えない背徳感とはおさらばなんだなあ。



二年前、稲荷崎に配属ってなった時は
本気で泣きそうだった。

結果的に別れたけど、私のこと繋ぎ止めていてくれてありがとう。



そう思って寝ている倫太郎の唇に
自分の唇を重ねた。






「…………誘ってんの？」

「うわっ！起きてたの……！！！？！？」

「うるさ」




キスだけは許してたから
私からの口付けで目が覚めたらしい倫太郎からさっきのより一層甘いキスをされる。

…………私たちの間に今は名前ないけど、してることってアウトだよね？



なんて確認したら、


「なにを今更」


って真顔で言われた。デスヨネ。








「ねえ、コレ以上、……する？」

「しない」

「そこは流されようよ」





教師は生徒に手、出さないし出されないの。


(キスは別って事で)







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