立場的にまずいので角名くんと別れました【HQ】

36:数学準備室にて ページ36

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「俺が聞きたいことわかるよね？」

「えっと、その、」

「角名とどうゆう関係なの？」





………………まあそりゃそうくるよね。私が飯綱先生の立場でも聞くと思うもん。
準備していた言葉を言うと顔を顰められた。

飯綱先生もそんな顔するんだ。




倫太郎の考えた作戦は絶対したくない。

私が転けて躓いた所を飯綱先生に支えてもらい抱き締められてるように見える写真を倫太郎が撮るってゆう内容だったんだけど。そもそもいつ撮るんだよって話。発想が高校生だよね。








「嘘つかないで」

「嘘じゃないよ……、ほんとだってば」

「ちゃんと俺の目見て言って」




飯綱先生みたいに人のこと真っ直ぐ見てくる人の目見て嘘付けないよ。なんか何でも見透かされそうなくらい綺麗な目、してるもん。
____なんかちょっとだけ北くんみたい。


北くんの方が鋭いけど。







「A先生、彼氏いないんだよね？」

「え、うん……、いないけど……」



なんで今彼氏の有無確認したんだろ。やっぱり倫太郎のこと彼氏だと思ってる………？
でもこれは嘘じゃないし、そもそも倫太郎も私の彼氏じゃないから。









「俺さ、A先生のこと好きなんだよね」

「…………えっ？」

「だから、好きです」




そう言って、飯綱先生に抱きしめられた。


えっ？まって！！！？！？何この展開………！いやまって想像もしてなかったから
なんて言っていいのか全くわかんない。

断るべきなんだけど、



飯綱先生は大事な同僚で、同期で、
でも私には倫太郎ってゆう大事な人がいるから
ちゃんと断らないといけなくて、





言葉がうまく出てこなかった。









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