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砕けた口調で話してくれたのが初めてで少し驚いてしまった。
『ご迷惑じゃなくて、良かったです』
「北斗。もう少し愛想良く話せば?」
京本くんもあたしの右隣に立ちはぁとため息ついて、あたしと目が合うとにこっと笑ってくれた。
「は?別に普通だし。愛想とか何も別に。」
モゴモゴとバツ悪そうに口ごもる松村くんに思わずクスリと笑う。
「ちょっとなに笑ってるんですか。」
むっと松村くんがむくれると、京本くんもあははと笑う。
「北斗耳赤い。」
「うるさい。」
『食事楽しみにしてますね』
一言そう言って、あたしはスタジオの端の方にまた戻った。

「本当に素直じゃないよね、北斗」
「なんの事???」
「とぼけても知ってるよ。」
「…はぁ。」

一通り仕事が終わり、6人が楽屋に戻っていく。
「Aさん、お疲れ様です」
SixTONESのマネージャーさんが声をかけてきてくれた。
『お疲れ様です』
「田中から聞いてます、今日は6人と一緒にAさんもお店に送って帰り道もお送りしますね。」
『え!?大丈夫です!帰りはタクシーとかで自力で…』
「いえ、大丈夫ですよ。メンバーもなんか心配してるみたいですし。」
『えぇ…い、いいんですかねぇ』
「Aさんさえよければですが」
『んー…。大丈夫なんですけどねぇ』
「とりあえず行きは送るので、裏口で待ってて下さい。」

『ふぅ……。』
仕事を終え、支度を終えて、裏口でぼぉっと立って待っていると、目の前にワゴン車が止まった。
「Aちゃん!」
ジェシーくんが笑顔で降りてきて、さあ乗って乗って!と手を差し出してくれた。
『え、』
「ほらほら、手出して!」
恐る恐る手を差し出すとぎゅっと握られ、車乗るサポートしてくれた。
『お邪魔します。』
「Princess1名ごあんなーい」
流石ジェシーくん発音がとてもいい。
『恥ずかしいですよ。』
後ろの席に乗せてもらって、横にジェシーくん森本くんに挟まれる形で座った。
「ピッタリピッタリ!」
森本くんに少しからかわれながら、いたたまれなくて縮こまってしまう。

「Aちゃん、食べられない物ない?アレルギーとか」
『あ、全然平気です。アレルギーはないです。』
前に座る京本くんの問いに答えながら、まだぎゅっと握られてる右手をどうしようか思考してた。
『あ、あのジェシーくん。』
「ん?どったの?」
『右手…』
「このままじゃ嫌?」

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こはく(プロフ) - コメントありがとうございます!これからも更新がんばります! (1月24日 14時) (レス) id: e2e4d3041d (このIDを非表示/違反報告)
くみ(プロフ) - 更新ありがとう御座います!続き楽しみに待ってます! (1月24日 12時) (レス) @page19 id: ac351487ee (このIDを非表示/違反報告)
こはく(プロフ) - ありがとうございます💦 (11月25日 14時) (レス) id: e2e4d3041d (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - オリ/フラ外し忘れていますよ!💦 (11月25日 13時) (レス) id: d16c4af477 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こはく | 作成日時:2023年9月27日 15時

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