Part61 ページ14
―Fuji side―
今日は最俺ハウスで収録した後、編集作業を進める予定の日。
昨日から泊まり込みで色々録った結果、睡眠時間が三時間くらいで朝の八時になった。どんだけ録ってたんだよ俺ら。
あらかた録り終わったので、パソコンとにらめっこしながら編集を進めていると、傍らに置いていたスマホがいきなり振動した。
誰だろう、と着信主を見てみれば、画面に"Aちゃん"の表示。
彼女からの電話なんて珍しくて、すぐに応答ボタンをタップした。
なんの用事だろう、とスマホを耳に当てるとぼそぼそとした男の声が聞こえる。電話口、とか利害、とか取り戻す、って言ってるっぽい。
なんでAちゃんからの電話に男の声が入ってるんだ?
スピーカーモードにした途端、激しい殴打音がしてすぐ側でドサッと何かが倒れた音がした。
続いて男の半狂乱になった叫び声が響く。...まさか、まさかまさかまさか...!?
あまりの大絶叫に、リビングでダラダラしてたはずのヒラとこーすけ、サッカーの試合を見てたらしいキヨが実況部屋に入ってきた。
「フジ?どうしたの!?」
「うるっせぇんだよ何見てんだお前!!」
「デカい声聞こえたけどどうしたんだ?」
「ヤバイよ3人とも!!Aちゃんが、Aちゃんが...!!!」
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赤羽愛松(プロフ) - なななさん» ひぇ、有り難きお言葉です〜!!(土下座)遅筆ながらも頑張って行きますのでよろしくお願いしますm(*_ _)m (2017年6月28日 22時) (レス) id: cd7c587832 (このIDを非表示/違反報告)
ななな - テスト前なのに面白くて一気読みしてたら親に怒られました。←更新頑張ってください! (2017年6月28日 21時) (レス) id: 386da7e4eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:赤羽愛松 | 作成日時:2017年5月30日 0時