Part59* ページ12
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バイブ音は切ってても、通話はじめの僅かなバイブだけはどうしてもOFFに出来ない。
それを誤魔化すために、あたしは元あったポケットにスマホをバレないように突っ込むと、更に質問を連ねた。
『誰の差し金や?電話の女といい単独でやってるわけやないんやろ?』
「鋭いですねぇ...まぁ貴女、見かけによらず良い大学出てますもんね。そうです、電話口の
『...あたしには奪われる男なんておらんけど?』
そうあたしが言った瞬間、視界がブレて頬に焼きゴテをぶつけられた様な激痛が走った。
口の中が切れたみたいで血の味が広がる。殺意を込めた目で相手を見上げると、男は肩で息をしながら目を血走らせていた。
「...ふざけるな、いつもいつもいつもいつも!!!あの男と一緒だっただろうが!!!僕はこんなにも貴女を愛しているのに!!!僕の方が何倍も貴女を幸せにできるのに!!!!なぜあんな男といるんだ!!!!!」
『...』
「おまけに動画でも他の男どもに媚びやがって!!!!」
『...れは...のせ...じゃ』
「画面の向こうにいる貴女を見つけ出す事に僕はこんなに苦労したのにアイツらは...っ!!!」
『それはこっちのセリフじゃクソ野郎!!!!』
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赤羽愛松(プロフ) - なななさん» ひぇ、有り難きお言葉です〜!!(土下座)遅筆ながらも頑張って行きますのでよろしくお願いしますm(*_ _)m (2017年6月28日 22時) (レス) id: cd7c587832 (このIDを非表示/違反報告)
ななな - テスト前なのに面白くて一気読みしてたら親に怒られました。←更新頑張ってください! (2017年6月28日 21時) (レス) id: 386da7e4eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:赤羽愛松 | 作成日時:2017年5月30日 0時