07*しゅんとしてぎゅっとして。 ページ7
Aside
｢あ、そうだ。
A来ると思って買ってたんだ。｣
ジャージを返す為に瀬見さんに会いに賢二郎と来ている。
何を思い出したのか瀬見さんは教室に戻っちゃうし、天童さんは何故か賢二郎に絡んでる。
｢わりぃ、待たせた。
よく食ってるだろ。やるよ。｣
｢ポッキー…♡
さすが11月11日生まれ
ありがとうございます。｣
｢瀬見さんってポッキーの日生まれなんですね。｣
｢白布、去年祝ってくれたよな…？｣
｢あれは天童さんに誘われたんで。｣
ポッキーもだけどお菓子大好きでバックには必ず何か入ってる。
瀬見さん本当に優しくて好き。
餌付けされてる気しかしないけど好き。
天童さんからも飴っこを手渡された。
｢わぁ、ありがとうございます。
じゃぁ私もグミどうぞ。｣
ブレザーのポケットからグミの小袋を二人に渡して、３年生のフロアを後にした。
｢屋上行く？
一緒にお菓子食べよ♡｣
｢お前、いつも菓子食ってるけど太るぞ。｣
｢ふふん♪栄養は胸に行くのです。｣
｢バカ言ってんなよ。｣
別にバカ言ってないし…
高校入ってからも胸の成長が著しい。自分の胸を触りながら賢二郎の後ろから階段を登っていればジトッとした目で見てくる。
｢触ってみる？｣
｢…お前、ほんと…はっ倒すぞ。｣
沸点低いんだから…まーた怒ってる。
階段の１番上、屋上へと続く扉の前に腰を下ろして瀬見さんに貰ったポッキーの封を切った。
ポッキーを口に加え、んーと賢二郎の方を向いてみるも舌打ちされるー…
彼氏が塩対応過ぎてせちゅない。
仕方ないから自分で食べるけどさ。
｢賢ちゃーん…｣
｢なに。｣
｢ぎゅってして？｣
｢…なんだよ、急に。｣
してくれないから隣に並んで座る賢二郎に自分から抱きつきにいく。
清廉な彼らしいけど触れられない事は少し不満。
｢今は誰も居ないんだからぎゅってして。｣
｢…わりぃ。｣
｢なんで謝るの？｣
｢お前、甘えたかったんだろ。
気付けなかった。｣
ぎゅって抱きしめてくれるから私もぎゅっと抱きつく。
何故か笑われている気がし、目線を向けるとやっぱり賢二郎は表情を緩めていた。
ぽふっと肩に頭を乗せれば撫でられ、それだけで嬉しくなっちゃう。
｢けんじろー｣
｢聞いてる｣
｢好きだよ｣
｢…俺も、好きだから。｣
｢うん…俄然無敵の気分です。｣
愛情表現が不器用な人だけど、たまに聞けるその一言に胸が満たされるんです。
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モカ(プロフ) - バニラさん» わぁ！嬉しいです！白布君かっこいいですよね！更新頑張ります！ (2020年4月5日 16時) (
レス) id: d3f4b94a5b (このIDを非表示/違反報告)
バニラ(プロフ) - 白布君がイケメンすぎて、、毎日更新楽しみにしてます！ (2020年4月5日 14時) (レス) id: 077e9ee44f (このIDを非表示/違反報告)
モカ(プロフ) - q66さん» コメントありがとうございます！キュンキュンしてもらえて嬉しいです！叫ばせてしまい…相手はツンデレの白布君なのでどうなるか… (2020年3月27日 8時) (レス) id: d3f4b94a5b (このIDを非表示/違反報告)
q66(プロフ) - いつもキュンキュンしながら見てます！！白布くんとの次の段階に進むのが進まないのかもう、気になりすぎて叫んでます笑 (2020年3月27日 2時) (レス) id: 934092aeb0 (このIDを非表示/違反報告)
モカ(プロフ) - タナさん» コメントありがとうございます！キュンキュンしてもらえて嬉しいです！こんな人…居ると最高なんですけどね… (2020年3月24日 17時) (レス) id: d3f4b94a5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モカ
| 作成日時：2020年3月15日 9時
