05*先輩ジャージと彼ジャージ ページ5
突然の授業内容の変更で世界史が体育になってしまった…
昨日部活の時に汚しちゃったから半袖しか無く寒いけど仕方ないか。
｢寒くないの？｣
｢動けば熱くなるかなぁ。｣
急な変更で他のクラスにも借りれずにブルブルと身体を震わせながら藍ちゃんと体育館に向かっていると、ジャージの集団に追い剥ぎ出来そうな人を発見！
｢A半袖で寒くねぇの。｣
｢寒くて死にそうなのでジャージの貸してください。｣
｢いいぜ。
ちょっとデカイかもしれないけど、無いよりイイだろ。｣
｢瀬見さんありがと〜。
本当優しくて好き。昼休みに返しに行きますね！｣
｢おう！｣
バレー部３年の瀬見さんから追い剥ぎしようと思ったのに快く貸してくれた。
男物の香水の匂いがする…
｢瀬見先輩ってほんとイケメンだよね。
しかも気さくで優しいし。｣
｢わかる。
あれで服のセンスがあれば最高なのにね。｣
｢服ださいの？｣
｢若干。｣
瀬見さんの話で盛り上がりつつ体育館に到着し、2クラス合同男女別の授業が始まる。
どちらもバスケで、賢二郎突き指しないでよ〜と念を送っておいた。
｢お前見過ぎ。
…なんか瀬見さん臭いけど。｣
組み合わせでの試合で休憩していると、側に賢二郎が来てくれた。
ジャージを借りた経緯を説明すると｢ふーん｣なんて不機嫌な顔をするものだから困ってしまう。
｢なんで俺に言わねぇの？｣
｢同じ時間に体育じゃん。｣
｢脱げ。｣
｢え、何急に…えっち。｣
｢あ"？｣
｢…脱ぐぅ…すぐ怒る。｣
渋々脱げば、何故か賢二郎も脱いで瀬見さんのを着てる。
意味分からなくて顔を見続けているも｢さみぃから早く着ろ｣の一言。
床に置かれた賢二郎のジャージを拾い上げ、袖を通すと何だか嬉しくなる。
｢何笑ってんの｣
｢賢ちゃんのおっきいね。｣
｢…その顔…なんなの。
瀬見さんには俺が返しておくから。｣
呼ばれて賢二郎はバスケに戻って行っちゃう。
貸してくれたジャージは良い匂いがしてキュンとくる。
なんか嬉しくて顔が緩んじゃうも、少し先の鋭い視線に気付きジャージのジッパーを上げて口元を隠した。
｢白布のジャージじゃん。
試合しながら見てたけどさ、あんたらほんとに何なの？｣
｢何って？｣
｢付き合ってんの？｣
｢…うぅん。
付き合ってないよー。｣
｢…そう｣
藍ちゃん、嘘ついてごめんと心の中で謝りながら…
バレると賢二郎が困るかもしれない。
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モカ(プロフ) - バニラさん» わぁ！嬉しいです！白布君かっこいいですよね！更新頑張ります！ (2020年4月5日 16時) (
レス) id: d3f4b94a5b (このIDを非表示/違反報告)
バニラ(プロフ) - 白布君がイケメンすぎて、、毎日更新楽しみにしてます！ (2020年4月5日 14時) (レス) id: 077e9ee44f (このIDを非表示/違反報告)
モカ(プロフ) - q66さん» コメントありがとうございます！キュンキュンしてもらえて嬉しいです！叫ばせてしまい…相手はツンデレの白布君なのでどうなるか… (2020年3月27日 8時) (レス) id: d3f4b94a5b (このIDを非表示/違反報告)
q66(プロフ) - いつもキュンキュンしながら見てます！！白布くんとの次の段階に進むのが進まないのかもう、気になりすぎて叫んでます笑 (2020年3月27日 2時) (レス) id: 934092aeb0 (このIDを非表示/違反報告)
モカ(プロフ) - タナさん» コメントありがとうございます！キュンキュンしてもらえて嬉しいです！こんな人…居ると最高なんですけどね… (2020年3月24日 17時) (レス) id: d3f4b94a5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モカ
| 作成日時：2020年3月15日 9時
