37*もっとちょーだい ページ38
Aside
徹先輩の事を考えてしまった。
まだ、好かれてる？
待ってたら迎えに来た？
…切り捨てられた時点で私は終幕と結論付けた
インハイも春高もまだなのに、彼氏が出来たって情報を得たから構いに来るのは別問題。
考えてたらイライラして、寝れなくなって、勉強をした。
机で寝落ちしてたけど、眠くて、眠いまま賢ちゃんの所に来て、結局眠くて。
賢ちゃんの匂いするし、少し構ってほしいのと眠いのとで結局寝て。
嫌な事の尋問に合いそうで、相変わらずの圧が凄くなにか打開策は無いかと考えた末…
｢賢ちゃんは彼女がそこに寝ていても触りたいとか、思わないのですか？｣
｢ぶふっ…｣
吹き出す太一と真顔、ガチの真顔でその彼女を見る彼氏。
確かに寝る前は一緒にベッドに入ってくれて、背中ポンポンされたのと顔を寄せた胸の音が速かったのは知ってる。
太一が部屋に帰ってきたからだろうけど、今は机で勉強してて。
｢勉強しに来たし、眠くて…寝たけど。
大好きな彼女だよ？｣
｢A。｣
｢…ﾋｨ!!｣
｢言いたい事はもう無いか?｣
あ、太一が部屋から逃げてった。
こちらを向いて敬礼ポーズして。
健闘を祈るってのは無言でも伝わったからね、このやろう。
｢ここが寮で良かったな。｣
伸びて来た手に手首を掴まれ、頭の上に持って行かれる。
片手で両手を抑えられ、もう片方の手が頬に触れ顔を賢ちゃんの方に向かせられる。
ヤンキー座りがとてもお似合いで…なんて思うが口には出せない。出さない。
｢触りたくない訳ねぇから｣
塞がれる口の荒々しさに驚くも、求められる事は嬉しくて…首に腕を回したいのに掴まれたままで動かせない。
細身に見えるけど力が強い。
｢…この腕、やだ。
くっつきたい。｣
｢…お前ほんと何なの…
なんで、なんでも言葉に出せんの。
可愛過ぎるんだけど｣
解放された手を、首に回しぎゅっとくっつく。
じーっと見つめると目をそらされてしまうから、また見て欲しくてじっと見る。
｢言わないと鈍感さんは分かってくれないでしょ。
もっとキスしてほしい。
寮で出来る事、してよ？｣
聞こえた舌打ちに怒気は含まれていない。
怒ってたらキス、してくれないもん。
照れ屋な賢ちゃんだから珍しいデレと荒い口付けに体の奥がキュンとなる。
キス、上手でそれだけで気持ち良くなっちゃう。余計な考えが溶けてく。
｢好き、好き…
賢ちゃんがいてくれるなら平気だから…｣
｢ちゃんと側にいるから。｣
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モカ(プロフ) - バニラさん» わぁ！嬉しいです！白布君かっこいいですよね！更新頑張ります！ (2020年4月5日 16時) (
レス) id: d3f4b94a5b (このIDを非表示/違反報告)
バニラ(プロフ) - 白布君がイケメンすぎて、、毎日更新楽しみにしてます！ (2020年4月5日 14時) (レス) id: 077e9ee44f (このIDを非表示/違反報告)
モカ(プロフ) - q66さん» コメントありがとうございます！キュンキュンしてもらえて嬉しいです！叫ばせてしまい…相手はツンデレの白布君なのでどうなるか… (2020年3月27日 8時) (レス) id: d3f4b94a5b (このIDを非表示/違反報告)
q66(プロフ) - いつもキュンキュンしながら見てます！！白布くんとの次の段階に進むのが進まないのかもう、気になりすぎて叫んでます笑 (2020年3月27日 2時) (レス) id: 934092aeb0 (このIDを非表示/違反報告)
モカ(プロフ) - タナさん» コメントありがとうございます！キュンキュンしてもらえて嬉しいです！こんな人…居ると最高なんですけどね… (2020年3月24日 17時) (レス) id: d3f4b94a5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モカ
| 作成日時：2020年3月15日 9時
