第4話 ページ6
一つ葉の魔導書には、永遠の幸福が宿ると言われてる...らしい
この夢やばすぎだと思う...、これ目が覚めた時絶望するし、厨二病すぎ...
いくつだよ私...
とりあえず今日はもう遅いしゆっくり休むといいとハントさんが寝床まで用意してくれたので、ありがたく床に就く
目が覚めたら、現実に戻っているだろうと思いながら
「う、うそーん」
次の日の朝、目が覚めた私は自分の部屋ではなく、昨日寝る前に見た天井...
え、つまりこれは...
「夢じゃない?」
い、いやいやいやいやまさか嘘だ、多分まだ現実の身体は寝てるだけだろう!!!!
目覚めろ私!!!!今すぐに!!!!
でも、どこかでこれは夢ではないと思っている
嫌に現実じみていて、ご飯の味も、お風呂の温かさも何もかも本物みたいで...
いつも見る夢も見なかった...あの日の最後の言葉は、これは、そういう事だったのか
意味がわからない...これからどうすればいい??
孤独感...不安で潰れそうだ...
「ああ、起きたかい?おはよう、よく眠れたかな?」
「あ...おはようございます」
困惑顔で告げれば帰ってくるのは苦笑い
朝食を頂きながら、今後の話をする
「シオリさん、君はまだ自分の力についてよく分かっていない様だね、そこでなんだが...
魔法騎士団入団試験を受けてみないかい?」
「えっと...その」
「急で驚いただろう。だが、自分の命を守る手段を持っておいた方がいいだろう...。魔法騎士団ならばきっと、シオリさんの為になると思ってね」
魔法騎士団か...今私がやるべき事は、元に戻る方法を探す事、騎士団って言うからには何か情報が手に入るかもしれないし...
何より、今はここで生きねばならない
ハントさんの話で一つ葉保有者と言うだけで、危険な目、最悪命を狙われる事もあるという
多少なりとも、守る手段を持つことは悪くないだろう
ならば私は
「...ます。受けます、魔法騎士団入団試験」
ここで
「そうか」
生き抜いていくしかないのだ
次回更新予定日 8月22日
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作者名:白木 | 作成日時:2018年8月15日 6時