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正解を教えてよ。 ページ7
自分も随分と冷たい声が出るもんだと、考えた。
おじいさまには少し呆れられてしまった。
お前も頑固だなと、笑っていた。
「好きなことがダメなこと、でもないのだろうけれど。」
苦しいのならば、やめてしまうべきなのだろう。
そんな風には思う。
目線であなたの背中を追っかけてしまう、などと。
そもそも教師としていかがなものかと笑ってしまう。
立場として、誰か一人を贔屓をしてはいけないのだ。
失恋したと思えばいい。
…そもそも眼中にすらないのだから。
その分自分を磨けばいい。
…そうすればいつか必ず見てくれる人がいるのだから。
でも、もしも。
もしもきみの目に留まったのなら。
この寂しさも辛さもないのだろうに…。
「先生。」
泣いてんじゃん。
ヒールを履いた僕より、僅かばかり小さなきみが。
手を伸ばして涙を拭った。
確かに僕よりごつごつしてて、綺麗な手が。
すこしだけこぼれた涙をすくったのだった。
距離感なんかわかんないよ。→←人生の先輩と、経験値高いきみ。
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作者名:シラハマ00 | 作成日時:2020年4月29日 2時