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第7話 ページ8
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朝起きるとAはいなくて、
代わりにﾃ-ﾌﾞﾙの上にﾒﾓが置いてあった
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“さっきはごめんね、帰ります A”
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あの後Aは
起きてすぐ帰ったんだと分かった
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昨日のAの言葉がまだ耳に残ってて…
胸の奥がﾁﾘﾁﾘと痛んだ
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和)「…ぉはよ」
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ﾄﾞｱを開けるとまた賑やかな声
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あ)「おはよ、にの…」
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だけどその中には１人、
いつもより少し暗いAがいた。
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和)「おぉ。はよ」
あ)「昨日、ごめんね…?」
和)「ん、平気」
あ)「あっ…あとさ、その…」
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急に声が小さくなって何か言いたげな様子
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誰にも言わないで、とかでしょ?
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和)「別に言わねぇよ?」
あ)「…あ、うん。ありがと…」
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やっぱ当たりか。
Aはそそくさとその場を離れた
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あとは全然普通。
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いつもみたいにﾘ-ﾀﾞ-とも話して、
ﾒﾝﾊﾞ-とも話して、何一つ変わらなかった
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けど一つだけ変わったこと。
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それは
恋の相談をしてくるようになったこと。
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ラッキーアイテム
革ベルト
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作者名：凛花
