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第5話 ページ6
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和)「つっかれた…」
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今日の番組収録は
俺だけ超ﾊ-ﾄﾞだったせいで
終わったのはもう夜中
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Aもう帰ってるよな…
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だけどもしかしたら、
なんて思って走って駐車場に向かってみる
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そしたらﾎﾗ､案の定待っている彼女
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和)「なにこんな時間まで待ってんの?」
あ)「あっ!にの〜、もぉ…遅い！」
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なぜかﾌﾗﾌﾗと歩くA
そしてこの匂いは…
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和)「…ねぇ、酔ってる?」
あ)「ん〜?酔ってない！酔ってない〜！」
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あぁ、ﾀﾞﾒだ。
完っ璧に酔ってるよ…
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和)「あぁ！もう！とりあえず乗れ！」
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なんかﾌﾞﾂﾌﾞﾂ陽気に話すAを
無理やり車内に入れ込んでｴﾝｼﾞﾝをかける
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酔うとｺｲﾂ、面倒くさいんだよね…
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そんなことを思っているうちに、
すぐにAの家に着いた
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和)「ﾎﾗ､着いたよ」
あ)「帰りたくない」
和)「はっ!?ﾀﾞﾒだから」
あ)「帰りたくないの！にのん家行く！」
和)「はぁ〜?」
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ﾀﾞﾒだって何度も言うのに
“やだ”の一点張りのこのわがまま姫
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仕方ない…
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和)「あぁも〜…、ちょっとだけ、な?」
あ)「ありがと〜」
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そう言って俺に抱きつくA
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も〜…、ﾎﾚた弱みってﾔﾂ?
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ﾀﾞﾒだな、俺…
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そんなことを思いながら
二度目のｴﾝｼﾞﾝをかけた
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ラッキーアイテム
革ベルト
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作者名：凛花
