・ ページ17
《小狐丸side》
2人とも小声で話してるつもりの
ようだが、生憎筒抜けだ。
ぬしさまについてきていたと見える。
しかし彼女自身は気付いていないようだった。
ささっと始末したいが、
彼女を一人にする訳にはいかない。
どうしたものか、誰か一時的に
預けられるような人はいないかと探していると、
前方に見覚えのある人影を見つけた。
「・・・あ、鳴狐・・・・・・」
ぬしさまも気が付いたようで、
繋いだ手をひっぱりながら向かう。
「これはこれは主どの、小狐丸様と散歩ですかな?」
「うん・・・・・・・。てんき、いいから。」
「ほほお、ではではわたくしたちも
ご一緒してもよろしいでしょうか!」
「・・・いいよ・・・・・。いっしょにいこ。」
「ありがとう・・・・・・。」(本人)
どうやら鳴狐も同行することになったらしい。
これは好都合だ。
抜け出すなら今のうちだろう。
「鳴狐よ、少しぬしさまを見ててはくれないか。
少し用を足してくるが、直ぐ戻るので
先に行ってくれて構わないぞ」
「はい、かしこまりました!」
「いってらっしゃい・・・・・・」
鳴狐のようにすっと一緒に入ればいいものをと
思いながら後ろへ手を振り、
忍び足で付きまとう不埒な2人に近づいた。
*
「あ、おかえり・・・・こぎつねまる」
「おかえりなさいませ!!」
「おう、只今戻ったぞ」
2人の始末を終えて戻ると、手を繋いで歩く2人。
ぬしさまの空いている
反対側の手をとり自分も並んだ。
283人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「刀剣乱舞」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
塩梅なり(プロフ) - 魅魎さん» あああ気付きませんでした、ありがとうございます!訂正致しました´∀`* (2015年9月7日 9時) (レス) id: 47922b849e (このIDを非表示/違反報告)
魅魎(プロフ) - 設定のところで、小狐丸が、子狐丸になっておりましたので、ご訂正お願いします。 (2015年9月6日 20時) (レス) id: c8c040bcf9 (このIDを非表示/違反報告)
なつん(プロフ) - そう言っていただけて嬉しいです(*´˘`*)続編でも無理なさらずに頑張ってください!ちゃんと見てますので (2015年8月16日 4時) (レス) id: 09b3bd71e8 (このIDを非表示/違反報告)
塩梅なり(プロフ) - なつんさん» ありがとうございます!!続編ができたのははなつん様のお言葉のおかげでもありますので・・・感謝してもしきれません○´∀`○体も気遣って頂いて・・・頑張らせていただきます! (2015年8月16日 0時) (レス) id: 47922b849e (このIDを非表示/違反報告)
塩梅なり(プロフ) - 狂香さん» 毎日ですか!?そんなに読んで頂けるとは・・・・涙でてきますね・・・・´ω`*ありがとうございます、婚姻届出しましょう (2015年8月16日 0時) (レス) id: 47922b849e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:塩梅なり | 作成日時:2015年8月1日 15時