【ヒロアカ】夏色の帰り道で【轟焦凍】 (ページ9)

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９．さっきの続きページ9

「「せめて私のせいでロスした分…！」」

私とお茶子ちゃんの声が重なる

「「あの人

助けてくれたんです！」」

真剣な目で私たちは訴える。

ほぼ初対面でこんなにかぶるのは珍しいと思う。

真剣な目で見ていると、プレゼント・マイクが

「分けらんねえしそもそも…

分ける必要がねえと思うぜ女子リスナー達!!」

「え、それって…」

わけがわからなくて私は聞く

「分けるまでもないってことさ！

人助け(正しい事)した人間を排斥しちまうヒーロー科などあってたまるかって話だもんな！」

「「あ、ありがとうございます！」」

奇跡のハモリじゃない？これ。打ち合わせなしだし。

「すげえくらいハモるなあ！じゃあ気を付けて帰れよ！」

「「はい！！」」

…私たちは思考がにているのかもしれないね

私はお茶子ちゃんの顔を見るとお茶子ちゃんもこっちを見て笑ってくれた

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「そーれにしてもよかったね！」

「うんうん！ほんとにね！あと絵を描かせてくれてありがとね！」

「いいよー！」

今は時間もあって空いている電車の中でお茶子ちゃんと話しながらスケッチさせてもらっているところ。

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スケッチも終わって今はメルアドも交換して駄弁っている

絵上手だね！って言ってくれたの。うれしい！もっと上手にならなきゃ！

離しててわかったことがあるの。裏表がなくてうららか。マジうららか。やばいうららｋ((ｒｙ

とにかくやばいのだ。天使！

しばらく駄弁っていると、車内にアナウンスが鳴る

「あ、私ここで降りるから！愛華ちゃんは？」

「私はこの次の駅で降りるよ。じゃあね！受かるといいね！」

「うん！愛華ちゃんもね！」

ちょうどお茶子ちゃんの降りる駅について、わかれる。

さっきとは打って変わってかすかに呼吸の音が聞こえるくらい静かだ。

ｶﾞﾀﾝｺﾞﾄﾝと聞こえる音も、いつも以上に静かに聞こえる。１人しかいないのにね。

私はスマホを取り出して、イヤホンの片方で音楽を聴きながら

外の夜ならではの景色を見て合格しますように。と願う私。

自分の降りる駅になった。

私は降りて、今日来た道を帰っていく。

もちろんスケッチしながら。

家に帰ってお母さんが来たとたん、体の所々にある包帯や絆創膏を見てすごくびっくりされたことは当然のことなのだろう

でも見た目より痛みはもうすっかり消えていて一安心