侍系女子 19 ページ20
knight your side
芸能人には詳しくないからこの子がどれだけ人気な子なのかもよく知らない。
業界的に本当はスルーするべきなのかもしれない。
私はそういうことに疎いから分からないが、皆この子に良くない感情を抱いていることは分かる。
『遅れてきて謝罪もなし。スタッフさんに挨拶もなし。衣装には文句をつけて、挙句の果てにお茶を持ってこい?…何様のつもりだ』
キ「はぁ?」
『君は自分が強いと思っているようだが違うな。本当に強い人間は弱い人間を助けられる人間だ。君にそれが出来るか?』
キ「…」
『…出来ないなら別にいい。強さとはたくさんの形がある。他に自分の強みを探せばいい。だが、まずはその態度をどうにかするべきだな』
随分と偉そうなことを言っているが、自分が一番“強さ”を分かってない。
キ「…なによぉ!つょさ?なんか侍みたいだけど、今時そんなの古いのよ!…キララなんか悪いことしたぁ?なんでキララをぃじめるのよぉ」
古い…
そんなことわかっているつもりだ。
『だかr…』
し「ごめんなぁキララちゃん。こいつには俺が後でちゃんと叱っておくから許したってや。ほら、撮影始めよ?」
私の言葉を遮って志麻さんがキララちゃんにまるで子供をあやす様にいう。
キララさんはわざと志麻さんにベタベタして勝ち誇ったように私を見て笑っていた。
…正直納得はできないがこれ以上は志麻さんの迷惑になるのでやめておいた。
撮影している様子を見るのも嫌だったのでスタジオを出て外で撮影が終わるのを待つことにした。
し「はぁぁ!つっかれたぁぁあ!」
『お疲れ様です』
撮影を終え、帰りの車の中。
志麻さんはひどく疲れている様子だった。
あれだけの仕事量をこなしている上にキララさんの件があったから相当だろう。
すると、志麻さんが私の肩に寄りかかってきた。
『志麻さん?』
し「疲れてるんや。寝させろ」
肩に志麻さんの温もりを感じて温かかった。
し「さっきはありがとな」
『え?』
し「俺もスッキリしたわ」
そう言って笑う志麻さんはいつもより優しかった。
゚+o。◈。o+゚+o。◈。o+゚+o。◈。o+゚+o。◈。o+゚+o。
華澄ちゃんが強さについて語っているところはあくまで私の考えです。
嫌な気持ちになった方がいたら申し訳ございません。
そして、お気に入り登録をしてくれた方本当にありがとうございます!
これからもこの作品をよろしくお願いします!
284人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
モモ缶。(プロフ) - 続き待ってますね!!! (2019年1月12日 11時) (レス) id: 8cb1d9c8ba (このIDを非表示/違反報告)
akane(プロフ) - たまねぎさん» なんかややこしいですよねw好意!?かと思いきや、、。こんな話を書いている私も相当頭いっちゃってますねwww (2018年2月26日 16時) (レス) id: 9dd7390004 (このIDを非表示/違反報告)
たまねぎ - さかたん!?うらた回と見せかけ坂田回・・・と見せかけ浦田!!いや、私は頭おかしいわww (2018年2月26日 16時) (レス) id: 7ace257b23 (このIDを非表示/違反報告)
akane(プロフ) - シキさん» そう言って頂けて嬉しいです!ありがとうございます!頑張ります! (2018年2月26日 7時) (レス) id: 9dd7390004 (このIDを非表示/違反報告)
akane(プロフ) - 心無しさん» ありがとうございます!頑張ります!! (2018年2月26日 7時) (レス) id: 9dd7390004 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:akane | 作成日時:2018年2月4日 12時