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Kei side




「どうぞ。レブリーです。」



A「わ、綺麗ですね…」







これ、めちゃくちゃ緊張する…!

初めてお客さんにカクテルを出した時より緊張とか、はたから見たら笑われるかもしれないけど…俺にとってはそれくらいのことなんだ。





A「あれっ?これ、どっかで飲んだ気が…」




「あっ、あの!

昔、バーテンダーのドラマやられてましたよね!?


実は、それ、ドラマに出てきてたものなんです。」





A「えっ!?

もしかして、観てくださってたんですか?




どおりで懐かしいが感じしたんだ〜。そういや俺これ作ってたかも。」




「…喜んでいただけたなら、嬉しいです。」






はぁ〜!つい言っちゃったよ〜!!


でも、変な感じにならなくてよかった。
懐かしんでくれたなら、これ以上嬉しいことは無い。



まぁ、さすがに俺がファンで、ここで働いてるのも相葉くんの影響です、なんて恥ずかしくて言えないけど(笑)









A「…ねえ、もし違ったらごめんね。

この間さ、東京ドームのコンサート、来てなかった?」




「…え?」





いや、まさかな?聞き間違い…だよね?




A「アリーナのさ…そうそう、バクステ近く!
やったらイケメンなモデルっぽい男の子と、かわいい男の子?が居たからすごい覚えてたんだよね〜!」




うわぁ…!?!?まじか!?

かわいいってのはさておき、モデルっぽいのはきっと裕太だ。実際高校の頃少しモデルもやってたし。




「あの…、はい。多分それです…。」





A「だよね〜!!間違ってたら恥ずかしかったわー(笑)


うわ〜、近くで見るとほんとかわいい顔してるねぇ…
うちの事務所にいてもおかしくないのに!」





「いえいえ!!そんな…とんでもないです…」







相葉くんが俺の目の前に居るってだけでもわけわかんないのに、相葉くんが俺のことを覚えてた…?なにそれ????てか相葉くん俺のこと褒めてるの???なんだこの状況…




A「ね、名前聞いてもいい?」



「あ、伊野尾、慧っていいます。」



A「伊野尾くんね。えっと、歳は…」



「22で、大学の4年生です。」



A「わー!一回り違うの!?やばいなぁ〜(笑)

って、あ、これナンパみたいになってるよね(笑)





んー、でも、なんか、伊野尾くんとは仲良くなれそうだなぁ…」






うわぁぁ…相葉くんにいろいろ聞かれた上、何か好感触持たれてる…!





いや、今日のこの短時間で、いろいろありすぎじゃないの!?







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作者名:しおり | 作成日時:2019年2月3日 22時

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