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Kei side





結局、収録の終わりに合わせて俺がテレビ局が向かうことになり、ガッチガチに緊張しながら、海の近くにあるスタジオまでやってきた。






A「慧!お待たせっ!」




「雅紀くん!」





マネージャーさんと待っていると、ものの数分で雅紀くんが走って登場。


今日は体動かす収録だっただろうに、いつでも元気だなぁ…。






A「んじゃ、早速行こっか?


もうみんなには、『会わせたい人がいるから待っててね〜』って言ってるし。」



「うん。」





うぅ…ついに嵐とご対面…


雅紀くんに提案されてから、心の準備はしてきたけど、結局めちゃくちゃ緊張。





A「やっぱ不安…?」



「いや、それは、ね、大丈夫だけど…

雅紀くんでさえやっと慣れたとこだったのに、いきなり4人は緊張しちゃうなぁ…って(笑)」




A「じゃ、手でも握っとく?」




「…そっちの方がダメっ!」




手なんか握られたら、ドキドキしまくって挨拶どころじゃない。

滅多にない機会だけど、それは即座に遠慮させてください…









そうこうしていれば、すぐに楽屋に到着。



…よしっ。





ガチャ


A「みんな〜、連れてきたよ〜」




ーーーーーーー





S「あ、相葉くん戻ってきた。」
M「もしかして、紹介したい子ってその子?」



A「うん、そう。

こちら、伊野尾慧くん。



それで、あの、突然なんですけど、俺らね、その…」



「っ、あ、伊野尾です!

えっと、相葉くんとお付き合いさせてもらってます!
今日はお疲れのところすみません!」



S「えっ?」
O「ん?」
M「相葉くんと…」
N「お付き合い…?」




うぅ、勢いで言っちゃった〜…。





N「伊野尾くん…だっけ?大丈夫?こんなんでいいの?」


「…えっ?」



M「俺らが言うのもアレだけど、いろいろ大変だろうし?(笑)」

O「相葉ちゃんめんどくせぇもんな」

S「ちょ、智くんはっきり言い過ぎ!(笑)」



これって…反対されてるの?それともいい雰囲気なの…?





A「も〜!!みんなして酷くない!?俺の印象そんな感じなの!?」



M「ごめんごめん、冗談です(笑)




伊野尾くん、この人のことよろしくねっ?」



…皆さん笑顔だし、OK、なのかな。




「…っはい!」








あぁ、好きって、言ってもいい、のかな。

笑い合う5人を見てたら、ふとそんな気持ちになった。






今なら、勇気を出して言えるかも、ね。



…俺の恋人、国民的アイドルですって。





*fin

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作者名:しおり | 作成日時:2019年2月3日 22時

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