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あぁ、行っちゃったリーダー…
松「ちょっとコーヒー飲みに行かない？」
「あ、はい！行きます行きます！」
松「ふふ(笑)立花さんてさ、あれだね、なんか・・・」
思わず目をジッと見てしまう。
松「・・・面白いよね(笑)なんか抜けてる(笑)」
・・・は？！？！
なんだなんだ。初めて言われたそんなこと。
松「ほら、百面相(笑)
今“初めて言われた、そんなこと”って思ったでしょ？
わっかりやすいねぇ、面白い(笑)」
「・・・エスパーですか？」
松「え？？立花さんわかりやすいよねって話だよ(笑)」
ケラケラと笑う松本さん。
「でも・・・」
「よかった。立花さんとペアで。」
あ・・・
またニコッって。
・・・また、ドキッとしちゃった。
「ぃ、いや！私こそ、光栄です！松本さんとペアなんて！
ほら、めっちゃ噂になってたっていうし！そんな人と・・・」
松「え？なに、俺が？」
「え？？あ、はい。らしいですよ？あの外資一人で引っ張ってきたって。」
松「あぁ〜(笑)あれは運が良かったんだよ。
俺の力だけじゃないよ。あれ取れたのは嬉しかったけどさ。」
ほぅ、謙虚。
イケメン×謙虚
…そりゃモテるわ。
なぁんてね。
・・・・・
「え！そうなんですか？」
松「そう、立花さんと同い年の弟がいてさ。」
「へぇ〜。弟さんも顔濃いんですか？」
松「いやいや、せめて“似てるんですか”とか言ってよ(笑)」
「あ、すいません(笑)」
松「(笑)それがね、濃くないのよ。どっちかっていうと、塩？までいかないか。醤油顔？」
「えぇー！男兄弟って完全に似るものだと思ってました！！」
松「うちは違ったねぇ〜。立花さんは兄弟は？」
「兄が一人です。松本さんの一つ上かな。5つ違うんで。」
カフェでお互いのことを話しながらコーヒーを飲む。
普通に話したら結構、話しやすい人ってことが分かった。
イケメンだぁめんどくさい〜って思ってたお昼の自分
どっかいっちゃった。
「あ、そろそろ戻りますか？あんまりゆっくりしすぎても…」
松「うわ、もうこんな時間か、やべ。
盛り上がっちゃったね、話」
時計を見て立ち上がりながら、
さっきみたいに、ケラケラと笑う。
・・・あ、この笑い方、いいな
松本さん、思ってたより全然
・・・仲良くなれるかも。
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作者名：ぽろ
| 作成日時：2016年5月11日 20時
