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そして、
フフフッてこぼれた小さな笑いを・・・
松「なに？(笑)」
・・・聞き逃さない。
「松本さん、目キラキラしてます(笑)」
松「なんだそれ(笑)
立花さんもだけどね？」
……ん？
松「人の話聞くとき、目キラキラするの、良いとこだよね。
そりゃーテナントの交渉成績もいいわけだ！」
は、、、、、
やばい、今私絶対顔赤い。
想定外すぎる。今のセリフ。
サラッと褒められた？！サラッと。
松「ほら、わかりやすい。真っ赤っか(笑)」
「ちょっ…！やめてくださいよ、からかうの！」
松「からかってないよ。褒めただけ〜。」
余裕ありすぎません？この人…
ケラケラ笑いながら熱々のアヒージョ食べてるし。
そんで………
「ぅあぁっっち！！！」
……やけどしてるし(笑)
フフッ
「人の事からかうからですよ〜」
松「からかってないって！あーーーまじアッツ！！！」
私もケラケラ笑っちゃう。
楽しいな、すごく楽しい。
こんなにワインが美味しいと思ったの久しぶり。
お料理もおいしいし。
「・・・このお店、引っ張りたいですね。
松「ん、そうだね。ターゲット20代女性だし、ピッタリ。」
「目玉にしてもいいくらい。」
そう、今やってる大型商業施設は、
ターゲットが20代女性。
休日にちょっと背伸びして
ファッションも飲食も贅沢できるものばかりを集めた空間。
そのために、個人でやってるところとか、
こだわりを持ってやってる飲食店を集めて
レストランフロアを作ろうとしているのが私たち。
このお店なら、目玉になれる。
お料理やワインはもちろん、
この店員さんの雰囲気と、空間。
このこじんまりとした温かさはそのままに、
なんとか入れられないかな…
松「通わなきゃね。」
「へ？」
松「たぶん、簡単にはOKしてくれないよ？ここの人。
相当こだわり持ってやってるの、わかるでしょ。
頷かせるの、時間かかる。」
さっきと顔が違う。
仕事の、顔？
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作者名：ぽろ
| 作成日時：2016年5月11日 20時
