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翔「ま、そんな女好きになった俺も悪いんだって！
もういいこの話！食べる！」
そういってシメの焼きそばを頼む。
なんだかなぁ・・・
「その子に翔はもったいなかったんだよ。」
翔「へ？？？」
「だから、その子が翔に及ばなかったってことだよ。だから落ち込むことないし・・・まぁ、一瞬でも好きだったなら落ち込むかもしれないけど・・・、でも！翔は悪くないと思うし、あっちの一方的な惚れた冷めたっていう、なんていうかそういう、さ、その・・・」
ジッと私を見て話を聞くから、ちょっと慌てる。
自分でも何言ってるか全然わかんないな・・・
「だから！気にしなくていいよ！ね！忘れて次へいこう！
うん、そうしよう！ね？うん。そうだよ！
翔ならいい人見つかるはずだよ？ね！」
ポカーンとしてる、この人。
私なんか言い過ぎたかな？
急に恥ずかしくなっちゃったじゃん…
翔「・・・ブフッ！ハハハッ！さすがA！好きだわー、お前のそういうとこ！」
すっ！すきって！！！！！
自分でもわかるくらいボッっと赤くなったのを隠すために
日本酒をグイッと飲んだ。
翔「はーーー、笑った。元気出た。
はぁ、ほんと、なんでお前が慌ててんだよ。
ってか何回“ね？”って言うんだよ(笑)」
「だっ！だって翔があんまりしょぼーんってなってるから。
相当寂しいのかなって・・・」
翔「いや、寂しいけど。寂しかったけど。
もう大丈夫だわ。お前のおっかげー♪」
なんか楽しそうだし、いいかな…?
いいよね、うん。
「そう？じゃあいいけど。」
翔「さんきゅさんきゅ。
んあーー、そろそろ行く？明日も普通に仕事だし」
「うわっ！もうこんな時間だったんだ！いこいこ。
すいませーん！お会計お願いしまーす！」
*『あいよーーー』
・・・・・
「美味しかったー！ゴチです♪ありがと。」
結局ごちそうになっちゃった！
へへ、ラッキー。
翔「とんでもー。話聞いてもらったお礼」
「ふふーん♪これくらいでいいならいつでも聞く♪」
翔「次はおごんねーぞ」
「え、まじか。ケチー。」
翔「ケチじゃねぇ！！！(笑)」
そう笑いながら駅まで歩いて、
別々の方面の電車に乗って、帰った。
ちょうどいいフワフワとした酔い具合だったから
ふわ〜っとシャワー浴びて、
そのままふわ〜っと寝ちゃった。
楽しかったな、今日。
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作者名：ぽろ
| 作成日時：2016年5月11日 20時
